戦争は最大の人権侵害です。日本は70年前に、軍事力によって国民を守ることはできないと気づきました。
そのため、憲法9条1項で戦争や武力を放棄し、2項で戦力を持たないと定めることによって、国家に対していっさいの戦争をしてはならない、戦力つまり軍隊をもってはならないと強力な歯止めをかけることにしたのです。軍隊をいっさい持たないと宣言している国は、先進国では日本ぐらいしかありません。
ではどうやって国を守るのでしょうか。憲法は、他国との信頼関係を構築すること、攻撃されない国になることが最も現実的な日本にあった方法だと考えているのです。世界中の人々が貧困、格差、疾病、災害などの恐怖と欠乏から免れることができるように、日本はさまざまな非暴力の貢献をすることで国際社会から信頼を得て、名誉ある地位を占めようと決意しました。
前文では、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」と日本国憲法であるにもかかわらず、全世界の人のことが書いてあります。このような前文と9条をもつ日本国憲法は、地球や人類を視野に入れた最先端の憲法なのです。
大正生まれのおばさまがぽつりと私に言いました。
「なんで、みんなで話し合っていいものをつくっていこうとしないんだろうね。」
「あげ足をとったり、非難ばかりしないでね・・・」
「そうそう、そうなんですよね! なんでできないんでしょうね?」
私は、思わずいつもより大きな声で話していました。
「みんなが望んでいることは同じなのにね・・・」
このおばさまが言っていることが、みんながより良く生きていくために英知を集めて話し合う議会制民主主義でしょ。
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by sakura8sakura
| 2016-02-21 14:19
| 学び