2018年7月の読書
7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2238


発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由
お母さんと二人三脚でここまで来た道のり。類君の行動を冷静に観察しそれはどういうことなのかを言葉にして伝える。そして類君の気持を訊く。義務教育の枠組みの中に入れることを目標としている(のように見える)現在の日本の学校教育では指導要綱を重視する教育方法が優先される。子どもたちにとってそれは是なのだろうか。枠組みの中で生きることが人生なのだろうか?一人ひとりの感性を重視し自由に生きられる社会にならないのだろうか?そんなことを考えつつ読了。アメリカでの生活とドクターとの出会いがその点においても良かったのだと思う。
読了日:07月01日 著者:栗原 類



猫だましい猫だましい感想
「たましい」とはなんぞや?国語辞典では、動物の肉体に宿り精神の働きのもとをなすと考えられているもの。霊魂。心。精神。気分。とあるが言葉の概念だけでは伝えるに難しく表わしきれないものがある。そこで、河合先生は物語の猫の行動の描写によってそれを伝えようとしたのだろう。なぜ「猫」なのか?その理由、猫解説がとても面白い。エジプトの神猫から少女マンガの猫まで河合先生の守備範囲のなんと広いこと!人間という全体存在を心と体に区分した途端失われるもの、それを「たましい」と考えてみてはどうだろう、という。生活の便利の獲得のためものごとを割り切って考えるようになり「関係性の喪失」に悩まねばならなくなった近代。連続した関係性、あらゆるものを見たり接したとき感じるという「関係性」は、そう見て感じた人の内にあるものを映し鏡のように見ているということだと思う。牡猫ムル・長靴をはいた猫・空飛び猫・宮沢賢治の猫・怪猫などなど物語の猫たちはそれを見せてくれるのだろう。
読了日:07月06日 著者:河合 隼雄



西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)感想
魔女は自分の直観を大事にしなければなりません。その直観は直観として心のどこかにしまっておきなさい。その直観が真実であるかどうか分かるときがくるでしょう。幾度となく経験するうちに己心の魂が訴える直観というものを体得することができる「魔女の修行」。心惹かれるおばあちゃんをお手本に心が成熟していく不安定な時期をこの言葉によって自身をみつめ成長していく。西の魔女が死んだ、あの懐かしいヒメワスレナグサのある汚れたガラスにメッセージを残して… おばあちゃんと暮らす生活、おばあちゃんの所作、まいとおばあちゃんの対話。初めて知った、サシバ・銀龍草・キュウリ草… 様々に彩られたな草木生物との光景。物語の中に引き込まれてそれらがビンビンと私に響いてきた。全てが名場面!! 胸の奥が熱く静かな鼓動がじんわりと残る読後。梨木さんの観察力、表現力、心に残る言葉。梨木さんの優しさ、強さ、人間の持つ崇高な心(魂)への信頼が物語に流れているように思います。動植物の描き方は梨木作品の大きな魅力ですね!この作品はそういう部分でもいい意味で素直で率直で初々しく清々しく感じられました。
読了日:07月08日 著者:梨木 香歩



法華経 2018年4月 (100分 de 名著)法華経 2018年4月 (100分 de 名著)
4月4週に渡って放映された植木雅俊氏の解説100分で名著(TV番組)と共に学んだ。第1回全てのいのちは平等である 第2回真の自己に目覚めよ 第3回「永遠のブッダ」が示すもの 第4回「人間の尊厳」への讃歌
思想として『法華経』を読む【再読】
読了日:07月08日 著者:植木雅俊



トルストイ人生読本〈夏〉―永遠のともしび (1968年) (Dia-book)トルストイ人生読本〈夏〉―永遠のともしび (1968年) (Dia-book)感想
四月一日から六月三十日まで毎日聖賢の言葉に触れることができた。 目次にどういったことが書かれているかがわかるタイトルがあるので読み返すときに探しやすい。七日目の物語は15作品 ― ブカ、アナトール・フランス、ア・デューマ、レフ・トルストイ、マドジーニ、ドストエフスキー、プラトン、アント・チェホフ、エル・アイーロワ。
読了日:07月13日 著者:



別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ)別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ)
「日本の仏教には、どうしてたくさんの宗派があるのですか?」との疑問をもつ一青年と対話するうちに、釈迦の教えから始めて、仏教成立史全体を概観する必要を感じた佐々木閑氏が講義形式でまとめたもの。
 第1講「 釈迦の仏教」から大乗仏教へ 第2講「 空」の思想が広がっ た ──『 般若経』 第3講 久遠 の ブッダ ──『 法華経』 第4講 阿弥陀仏の力――浄土教 第5講 宇宙の真理を照らす仏――『華厳経』・密教 第6講 大乗仏教はどこへ向うのか 仏教の原点をもっと知りたい。
読了日:07月14日 著者:佐々木 閑



本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書)本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書)感想
仏教が生まれる前のインドがどのような状況であったかを知りお釈迦様はなぜそのときに仏教を作らなければいけないと考えたのかを理解することから始まります。生まれついた家系によって決められる一生変わらないもの階級差別。下の階級にいくほど増える「けがれ」の概念。それらを打破するために生まれたお釈迦様の仏教。精神集中の重要性(自分の心と向き合うため)。「自利」まず自分自身をきちんと確立すること。それがまわりまわって他人の為になる。お坊さんが集まって作る修行のための組織サンガなどを学ぶ。仏教の原点を学ぶのに良書。
読了日:07月15日 著者:佐々木 閑



洟をたらした神 (文春文庫 (341‐1))洟をたらした神 (文春文庫 (341‐1))感想
開墾の時代、戦中戦後、その時代を生き抜いた女性の生き様が描かれている。どうしようもないこと受け入れることしかできない、生活のため、家族のため、そんな中にも一条の光が差すような喜び、当時感じたままを吉野さん独自の表現が五体に迫ってくる。息が詰まるほどの苦しみ。種から芽吹くような喜び。抑え切れぬものを抑えた怒り。どうしようもない哀しみ。そして、全てに終わりが近づきごつごつと節くれだったものが昇華されているとを感じる終篇。その当時はあらゆることで仕方のなかったこと、無知ゆえのもどかしさ、無知であったからこそ生きてこられたこと。読み続けることが苦しくて何度も本を閉じた。自然の描写は苦しい合間の恵の雫のように沁み入る。著者のその瞳に光と瑞々しい色彩が一幅の絵画のように見えていたことが嬉しかった。
読了日:07月22日 著者:吉野 せい



かさをささないシランさんかさをささないシランさん感想
流されることなく今一度自分の頭で考えることが、おかしいことに気づく第一歩。シラン=知らん=知ろうとしないさん。まじめでよく働くごく普通の人が突然の嫌疑逮捕「みんなと違うことを考えるやつは、敵だ!」恐ろしい展開が待っていた。みんなが関わりを持つことを避けるだけでなくこれまでの親切なシランさんへの見方を悪く変えてしまった。もっと恐ろしい展開が待っていた。「一番恐ろしいのは、人の頭に隠された(考え)というものだ」「なにしろ考えは目に見えないからな」シランさんは忘れ去られていきました。シランさんの救済嘆願や励ましの手紙が遠くの国々の人たちから届きます。いろんな事柄に当てはめて考えることができますね。
読了日:07月22日 著者:谷川 俊太郎,アムネスティ・インターナショナル



雲のてんらん会雲のてんらん会感想
「暑いですね~!」もう朝昼関係なくのあいさつですね。見上げた空の青さ、青いキャンバス。変幻自在に一瞬で姿を変える雲の形。その日の心もようと重なりながら額縁のない展覧会。ひつじ雲は〈空の牧場〉伊勢さんにはこんな風に見えるのね!そこに見える物語を一緒に鑑賞。爽やかな〈空の階段〉が好き。〈Sun Dog-幻日〉をいつか私も探してみたい♪
読了日:07月22日 著者:いせ ひでこ



新装版 むぎわらぼうし (講談社の創作絵本)新装版 むぎわらぼうし (講談社の創作絵本)感想
光が眩しく美しい!伊勢さんの絵。部屋に差し込む光がるるこの心を表わすかのように背を照らす。陽光、波に煌めく光、お日さまと帽子が重なりるるこは見上げる。そして、海が消え光を一身に浴びるるるこは光に向いている。そのるるこの姿に言葉にできない何かに心を奪われこの絵本を購入した。
読了日:07月22日 著者:竹下 文子



7月4週に渡って放映された河合隼雄氏のご子息である河合敏雄氏が解説100分で名著(TV番組)と共に学んだ。第1回こころの問題に寄りそう 第2回人間の根源とイメージ 第3回昔話と神話の深層 第4回「私」とは何か ✿河合先生の著書『神話と日本人の心』『昔話の深層』『昔話と日本人の心』『ユング心理学と仏教』を読まねば。
読了日:07月23日 著者:




時代の風音 (朝日文芸文庫)時代の風音 (朝日文芸文庫)感想
堀田善衛さんと司馬遼太郎さん宮崎駿さんの鼎談。遡って歴史の流れをみて、その時代の空気、人々の思考などそういう風に見ていくんだ!ととても興味深かったです。堀田さんと司馬さんの豊富な知識と体験から縦横無尽に繰り出されるエピソードの数々は歴史と地理が苦手な私でも、へぇ~!とビックリしたり、なるほどそういうことなんだ!と納得したり面白いです。時代の風音を聴き、私たちはこれからいかに生きていくべきか? 完全な生産形態と消費形態を(司馬)それが文明ですよ(堀田)頭の眠っていた回路に電流がながれたような気分です(宮崎)※日本の歴史の教え方でいちばん弱い点は、トルコ・ペルシア文明というものを全然教えてないことですね。世界をみるうえでそこが大きな欠点なのです。ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトにはそれぞれ「トルコ行進曲」という作品がありますね。あれはやはりトルコ文明というものに対する“最後の賛歌”なんです。ゲーテには「西東詩集」というペルシアを模したものもあります。それから西洋音楽というけれども、楽器は全部ペルシアから出たものじゃないですか。(堀田)ペルシアか北インドでしょうね(司馬)
読了日:07月28日 著者:宮崎 駿,堀田 善衛,司馬 遼太郎



なんのために瞑想するのか?なんのために瞑想するのか?感想
五根から入るデータに基づき大脳が感じ(依存欲・怯え・無知)の感情による判断は原始脳(生きるためのプログラム)に支配されたもの。その貪・瞋・癡に惑わされることなく現実をありのままに知ることができれば(死は変化し続ける現象の中に起こる、ある現象の一つに過ぎない)人間は安穏でいられる。(生きるとは、瞬間瞬間に起こる生死の流れであるとわかれば驚くことでも大胆な出来事でもない。あってはならないことが起きたわけではないのです)そのためには訓練が必要。大脳の指令で生きるというプログラムを書き加えることで「こころの成長(サマーディ)(バークナー)」ができる。お釈迦様はインド古代文明の信仰に依る既存の瞑想ではなく自分自身で真理の発見することに努めたこと。「こころの科学」と定義する仏教の瞑想。「修行者の解釈は見解(主観)である」と説く。無用な争いが起きないように言葉を選び心を配っている。新たな神経回路を丁寧に作る作業が瞑想実践という。それは多様にあるということなのかその瞑想方法はここには書かれていない。
読了日:07月29日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ




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港まつり at いつものベランダ♪




7月の初め、ある事情から発達障害の子とどう接していけばいいのか?とのヒントを得たくて類君の本を手に取った。

結局、その事情も露と消えることとなったのですが

人が生きるとは… 教育とは… 社会とは… 幸せとは…… と、考えるきっかけとなった。

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連発! 海面近くで上がると見えないのだけど ラッキー♪


『"本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』を読み「サンガ」という仕組みを知った。
出家した修行僧がサンガ内で共同生活をしながら修行をすることで、集中して瞑想することができる。また、サンガは60人未満の修行僧で構成されている。サンガはその地域の人々の施しによって成り立っている。だから、人数が多くなるとその地域の人々の負担が大きくなる。なので60人を超えるとそのサンガは解散し、それぞれが各地に分散し新たに小さなサンガをつくる。
集中して瞑想して得た智慧を修行者たちはその地域の人々に語って伝える。
修行僧は地域の人たちに支えられて生きているので決して偉ぶることなく感謝する。また、地域の人々は自分では得ることができない智慧を教えてもらえることに感謝をもって施しを行なう。


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パッと開いてピントもソコソコ(笑)合って… タイミングが難しいね!

一瞬の出来事だものネ☆




今月読んだ本から派生した読みたい本がドンドン増える~ (^▽^)
時が経ち、それでもその思いが変わらない本は…?
読むタイミング・出逢い
どんな風に訪れるのだろう♪


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蒼い空
時々刻々と変わっていくの空の色
一瞬の出逢い






✿✿✿

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sakura8sakura@excite.co.jp へ
よろしくお願いします。 
<(_ _ )>


ご訪問くださりありがとうございます ♪





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# by sakura8sakura | 2018-08-02 14:19 | 読書メーター
2018年6月の読書
6月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2239


人は何で生きるか (トルストイの散歩道)人は何で生きるか (トルストイの散歩道)感想
北御門二郎氏の訳で読んでみたくてチョイス。トルストイの散歩道シリーズ1巻目の本作は氏がトルストイ作品と出会った運命の一書であり「人が生きていくうえで何が大切か」を示しています。氏の娘さんである小宮楠緒さんが綴る「解説にかえて」は本作の言わんとすることを言葉にしてくれています。また、尊敬するトルストイの生き方に習って生きた北御門氏の人生を伝えています。巻末にある年表はトルストイの人生を雄弁に物語り〈家出について〉トルストイが妻に宛てた手紙に涙しました。シリーズ全巻に添えられた訳者の言葉は襟を正し読みました。
読了日:06月02日 著者:レフ トルストイ


イワンの馬鹿 (トルストイの散歩道)イワンの馬鹿 (トルストイの散歩道)感想
北御門二郎氏の訳で読んでみたくてチョイス。トルストイの散歩道シリーズ2巻目の本作は「絶対的非暴力」「絶対的平和」を示しています。氏の娘さんである小宮楠緒さんが綴る「解説にかえて」では、北御門氏はイワンのような生き方がしたいと思ったのだろうと、だが、理想の生き方を追求するには様々な困難がつきまとう。(兵役拒否し一番罪がないと百姓の道を選択した訳者自身もそうだったのだろう)本作はその困難を乗りこえさせる大きな力をもっていると伝えている。
読了日:06月03日 著者:レフ トルストイ


人にはたくさんの土地がいるか (トルストイの散歩道)人にはたくさんの土地がいるか (トルストイの散歩道)感想
北御門二郎氏の訳で読んでみたくてチョイス。トルストイの散歩道シリーズ3巻目の本作は「人はたくさんの土地はいらない」ということ。トルストイが自身の生涯で苦悩したことでもあったのです。表題作と「卵ほどの大きさの穀物」の2作品。孫・父・祖父と代をさかのぼるほど出来た穀物の粒が大きかった…。人が生きるために本当に必要なものは何かを見つめ直さなければいけないと思いました。小宮楠緒さんの「解説にかえて」は箴言です。
読了日:06月03日 著者:レフ トルストイ


二老人 (トルストイの散歩道)二老人 (トルストイの散歩道)感想
北御門二郎氏の訳で読んでみたくてチョイス。トルストイの散歩道シリーズ4巻目の本作は、二人の老人がエルサレムへ詣でる旅のお話で、心のこもっていない聖詣でより困っている人苦しんでいる人に手をさしのべる行為をした者のほうが神の心にかなっていることを描いた作品。訳者が「二老人」のエリセイを自らの慰めとしながら過ごした日々、墓参を果たした時の様子がいかにトルストイへの想いが強かったか、何度この本を読みながら自分を諫めていたのだろうと思うと胸にこみ上げるものがあった。北御門氏はなんと純粋な心の持ち主なのだろう。
読了日:06月03日 著者:レフ トルストイ


愛あるところに神あり (トルストイの散歩道)愛あるところに神あり (トルストイの散歩道)感想
北御門二郎氏の訳で読んでみたくてチョイス。トルストイの散歩道シリーズ5巻目の本作は、表題作と『火の不始末は大火のもと』の2作品。神は自分の中にいるということを描いている。マルティンが聴いたキリストの声は内なる自分の良心の声。また、反してたった一個の卵の行方から起こった内なる心に灯った疑心暗鬼の小さな炎がやがて大きくなり周りをも巻き込んでいく、人と人が争うことの無意味さ愚かさを痛切に描いている。トルストイは古今東西の聖賢の言葉を学び、「人はいかに生きるべきか」を民話という形でより多くの人に伝えようとした。トルストイ散歩道としてシリーズ化したのも同じ思いなのだろう。トルストイ民話集を岩波文庫でも読んだが、このシリーズはふと思いたったときに手にし読み返すにとてもいいボリュームとつくりだと思う。
読了日:06月04日 著者:レフ トルストイ


くつやの まるちん (国際版絵本)くつやの まるちん (国際版絵本)感想
とてもステキな絵。。。トルストイ『愛あるところに神あり』の絵本。実直なまるちん。道路に面したあの窓に見えるマルチン。あの場面この場面、愛情溢れる絵に人の心の温かさを感じます。ランプの灯で聖書を読むマルチンの姿は聖賢の本を読むトルストイと重なる。 絵:かすや昌宏さん「人と人が出会うようにぼくはマルチンに出会いました。心の中で美しい鐘が鳴っています」と。その鐘の音が聞えてきそうです。
読了日:06月04日 著者:かすや 昌宏,渡 洋子


北御門二郎 魂の自由を求めて: トルストイに魅せられた良心的兵役拒否者 (ジュニア・ノンフィクション)北御門二郎 魂の自由を求めて: トルストイに魅せられた良心的兵役拒否者 (ジュニア・ノンフィクション)感想
太平洋戦争のあの当時に徴兵拒否など出来ることがあったのだろうか?人を殺すくらいなら、殺される方を!と魂の自由を求め貫く人生を選んだ。徴兵を免れた過程には、なにか運命の作用というものが働いたかのようだ。のちに北御門氏自身もそのことを振り返る。尊敬するトルストイの思いを正しく伝えるためにこの命を存えたのだろうかと。「運命の作用」それも、自分で選び取ったことによって働いたこととも言えるのではないだろうか?人生を歩むとき困難なことが立ちふさがることがあるだろう。挫けそうになる時もあるだろう。そんなとき北御門二郎という人が居たこと、彼が自ら魂の自由を求め選びとり生きた人生を知ることでどんなに心強い励ましを与えてくれることだろう。
読了日:06月06日 著者:ぶな 葉一


トトロの生まれたところトトロの生まれたところ感想
朱美さんが描く所沢植生のスケッチ画と日記。宮崎監督が描いた初期のトトロのイメージボードとトトロが生まれたいきさつのお話。描かれた草木花のこちら側にあろう朱美さんの眼差し。所沢の地を歩く宮崎監督の視線。――観察眼――彼らたちが一番きれいに見える角度からの姿を描く。目にとまった一つの物・風景から膨らむイメージを描く。――愛――新たな発見や変化我が子を見守るような繊細かつおおらかさ。描かれていないところにまで広がるような空間。トトロの生まれたところ、その同じ空間に住するお二人が感じたものがいっぱい詰まった本。
読了日:06月09日 著者:


ルピナスさん―小さなおばあさんのお話ルピナスさん―小さなおばあさんのお話感想
子どもの頃に読んでおきたかったなって思った本。(年齢的に無理は承知で^^;)住んでみたいと思う所で働き実現するということ。そんな生き方もあったのか!と今更ながら(苦笑) 膝のうえでお話を聴いたり夢を語り合う素敵な時を… 自分もhappyな心になること、そして、多くの人もhappyになれることを探したいね。アリスとおじいさんの約束のように。お婆ちゃんでもいいんですけどね♪今となってはこちらですね(*˘︶˘*).:*♡
読了日:06月16日 著者:バーバラ クーニー


そんなときなんていう? (岩波の子どもの本)そんなときなんていう? (岩波の子どもの本)感想
小さな紳士と淑女のための初めの一歩♪ 「そんなとき、なんていう?」ページを捲りながら訊きたい!子どもたちのお顔を見つめながら♪ 楽しい!だろうね(´∀`艸)♡
読了日:06月16日 著者:セシル・ジョスリン



そんなとき どうする? (岩波の子どもの本)そんなとき どうする? (岩波の子どもの本)感想
小さな紳士と淑女のための…… やや、頭が硬くなりかけた私のための!「あ、そうくるの?!」「いやいや、そうだよね!」「ナイスつっこみ!」ユーモアたっぷり実践アドバイス本♪ たのしい時間をありがとう!(´∀`*) ♪
読了日:06月16日 著者:セシル・ジョスリン


文読む月日〈上〉 (ちくま文庫)文読む月日〈上〉 (ちくま文庫)感想
トルストイが選り集めた聖賢の言葉やトルストイ自身の言葉が一月一日から五月三十一日まで日記のように書き綴られています。訳者まえがきからも伝わる北御門氏の「トルストイ愛」(この言葉で一括りにするのはどうかと思ったがその言葉以外に表現するには多くの言葉を重ねなければならないだろうから)によってトルストイの心意を後世に伝えられた名訳本だと思う。【願わくば読者諸子が、日夕この書に親しむことによって、私自身がこの書の作成に当たって経験したような、さらには今なお日々これに親しむことによって、またよりよき第二版作成のための精進の過程において経験しつつあるような、崇高にして実り多き感情を経験されんことを】と序文にあるように、日々の自己研鑽の一助に繰り返し読み続けたい本です。一週間の読み物として差し込まれているトルストイ選書の物語だけでも一読の価値ありだと思います。『トルストイ人生読本(春)』を読んでいる途中で北御門氏のことと翻訳本があることを知りました。(春)と(夏)の半分が上巻にあたる。解りづらかったりした部分が二冊を併せて読むことで理解出来たことも多い。また、聖賢の言葉の引用に少しの違いがあった。
読了日:06月20日 著者:レフ・ニコラエヴィチ トルストイ


春になったら苺を摘みに (新潮文庫)春になったら苺を摘みに (新潮文庫)感想
タイトルに込められた梨木さんの想い。冷たく凍てつく時があっても枯れずにじっと春を待つ。それぞれの人が、それぞれのもつ信念を寛容し受容する、侵すことなく認め合えるということ。「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。旅する中で自分がbeliefとする第一義を知り確認しながら、そこを崩すことなく受け容れる道を模索する。不毛な争いをすることなく互いを浸食することなく両側面の交わりあえるところを日常の中に見出す梨木さんの生きる美意識。例えば、アダがその場の雰囲気を緩和させようとする雰囲気を読み取り、自分に期待されているであろう「ムキになること」に乗る K・・。ウェスト夫人・アダ・K・・ が創り出す空間。難しいんだよね…これって(放たれた言葉が、ひとつ間違えば、それを聞いた人の中で暴走することがある。まだこの恐怖から脱皮できていない私…)言葉の選び方、トーン、表情、押しと引き、全体に醸し出す雰囲気…ユーモアのエッセンス。T・P・O(time・place・occasion)を弁えた言動に品位を感じる。私が、梨木さんから学びたいところの大きなポイントなんだなぁ…バイブルとなる一書。
読了日:06月23日 著者:梨木 香歩


イワン・イリイッチの死イワン・イリイッチの死感想
北御門氏の訳で再読の物語。初読のときに感じた「ゲラーシムの振る舞いだけが彼を慰めた。それは何だったんだろう…」の?は。イワンは妻の医師の「欺瞞」に苛立っていたのだ。自分のこれまでに生きて来たなかにあった「欺瞞」にも。これまでの自分の生活を弁護する意識が彼を苦しめていた。この心の葛藤がとてもよく伝わってきた。そして、気づき「でも大丈夫。まだそれが果たせる。それはいったい何だろう?」可哀そうだ… ゆるしてくれ。「彼らの苦しみから救い、自分もこの苦しみから遁れなければ… なんと素敵で、なんと簡単なことだろう」ところで(今まであった)苦痛は?「そら、これだ!」なーーーーっとく!!! ✿物語のみならず、訳者のあとがき・《トルストイを読む》ということ、と題した北御門二郎氏のbeliefと軌跡・北御門先生のこと、と題した一青年杉本秀夫さんの北御門観・地の書房から、と題した書房主石田昭義さんのこの本の出版への想い。ある高校生の新聞の投稿に対して北御門氏の心遣い。「人間に生まれて生きる目的も知らず、名誉や利益だけを追い求める人生であっていいのでしょうか」とてもとても考えさせられる本です。
読了日:06月24日 著者:トルストイ 北御門二郎訳


福沢諭吉 [新装世界の伝記]福沢諭吉 [新装世界の伝記]感想
天は人の上に人をつくらず云々・学問のすすめ・一万円札の顔。←私の認識(赤面)。この本を読む限り、全く以て尊敬する人だった(^^ゞ実直・誠実・頑固者・鋭い観察力・自分の信念に生きる・平和思想・有言実行・独立自尊・人材育成… 何より生命を大事にすること。愛息9才と7才の兄弟に与えた「日ゞのをしえ」その内容もさることながらその与え方に感服。本当に大事なことは何か?その生き方から学ぶことが多かった。日本の紙幣最高額の顔である福沢諭吉、世の政治家・経済界人・教育者は特に、今一度その生き方から学んで欲しいと思った。
読了日:06月27日 著者:福田 清人


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先月、北御門二郎氏の翻訳に惚れ

読んでみたーい!!

との思いのままの読書月間(^▽^)でした。





今月も北御門翻訳のトルストイ『文読む月日・中』と
『トルストイ人生読本・夏』『トルストイ人生読本・秋』を読んでいきます!


毎日読む事でトルストイの思想が身に染みて来るようです。




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人間と動物との違いは「理性」の有無

人としての生き方

せっかく人間として生まれて来たのだから

自身の内にある良心を活かして生きよう。




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月に一冊 “ 伝記 ” を読む(できるだけ^^;)ということで
図書館のいつもの場所へ
さて、誰にしようかな…

福沢諭吉 かぁ その名に眼が止まり

福沢諭吉の伝記を読みました。


 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤きせん上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資とり、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。
 されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥どろとの相違あるに似たるはなんぞや。
 その次第はなはだ明らかなり。
『実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。
されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。


 
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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤きせん上下の差別なく……

そのあとに続く文言に、くーーっ!!! 福沢先生!

がんばります!



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「ちょっと、お父さんの書斎においで。いい物をあげる」と、二人の息子を呼び

「この半紙をあげるが、落書きするんじゃないよ。何枚かで、小さな帳面を作ろう」と話し、ふたりはきそって小さな帳面を作った。

「おお、可愛い本ができたな。お父さんの書いた本よりも可愛い。」
「本だから、ただ白くては本らしくない。ちょっと貸してごらん」

その小さな帳面の表紙に「ひゞのをしえ」と真ん中に書き、右端に「明治四年」と書き、その左に「辛未十月福沢一太郎」別のに同じく「福沢捨次郎」と書いた。


「さあ、これから毎朝、お父さんは、なかの白紙に少しずつなにか書いておまえたちによく読んでもらい、できるだけ、そのとおり行なってもらうことにするよ。そして、一緒に、本のでき上がるのを見よう。」
「今日は、初めだから、少し書いてあげる。」

兄弟は何事かと楽しそうに目をかがやかせていた。
福沢の筆先が動き出した。
兄弟は声をそろえてそれを読んだ。


  おさだめ
 一、うそをつくべからず。
 一、ものをひらふべからず。
 一、父母にきかずしてものをもらふべからず。
 一、ごうじやうをはるべからず。
 一、兄弟げんくわかたくむよう。
  ―― ふたりは、そのとき、くすぐったそうに、おたがいの目と目を見あわせて、肩と肩とをぶっつけあった。
 一、ひとのうわさかたくむよう。
 一、人のものをうらやむべからず。

「今日は、ここまで――。明日は少し長い文を書いてあげる。それを何度も読み返すことだぞ。読むばかりでは駄目だ。自分で行なわねばならん。」
 兄弟は意外に、手きびしい教えなので、とまどったかんじであったが、あとどんなことが、書かれるか、なにか楽しみもあって、翌朝も、その次の日も、朝食後、すぐ父の書斎に走って、筆の動きをながめ、声をそろえてそれを読むのであった。

たとえの面白い教訓の言葉、それが1日分ずつ書かれていく。
明日はどんなことが書かれるのか、二人の心はひきつけられたのだ。

父親の心のこもった、また、巧みな教え方で

その時々の二人の行動を見て、言葉を綴る。


福沢諭吉の思想の根本は「独立自尊」である。
その愛児にも「自分にできることは、自分でせよ」と強く幼時から示すことを忘れなかった。それが独立自尊の思想の基となることを考えていた、とあった。



童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳 (角川ソフィア文庫)

福澤 諭吉/KADOKAWA

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父、諭吉が愛児に手渡した「日々の教え」を読んでみたいと思います!




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6月10日に訪れた、東山魁夷せとうち美術館
生誕110年記念「ひとすじの道」は7月16日まで

7月19日から9月9日までは「魁夷、海を想う」♪






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# by sakura8sakura | 2018-07-01 10:46 | 読書メーター
Jun & Mar





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June & March ♪




はっぴー ばーすでぃー とぅ ゆー ♪









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# by sakura8sakura | 2018-06-18 17:20 | 写真
東山魁夷せとうち美術館(2018.6.10)

前夜まで、どうしようかな?と迷ってぐらついていて
明日の朝起きて、大雨が降ってなかったら出かけよう!とおやすみなさい☆
朝、ホーホケキョ♪のいつになく大きな声に目覚めました(笑)
すっきりとした目覚めでした!

行かなきゃっ♪ってことで
生誕110年記念「ひとすじの道」収蔵作品でたどる東山魁夷
行ってきました!!

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この色の文字は今回の作品展示に添えられていた文です。



1945年東山魁夷37才
7月招集礼状を受け、千葉県柏の東部第八十三部隊に入隊し
直ちに熊本の部隊に配属された。

もうほとんど装備を持たないこの部隊は
有明湾に米軍が上陸するという想定のもとに
爆弾を身体に抱いて戦車の前に飛び込む訓練をしていた
毎日死ぬための訓練をしていたのだ。


―― 東山二等兵、再び絵筆をとる時は来ないぞ ――

…… 自分も、もとより覚悟の上だ(8/10)

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空襲で焼き払われた市街の焼跡の整理に熊本城跡に登った
そこで目にした風景をみた。

なぜ自分は涙が落ちそうになるほど感動したのか
なぜあんなに空が澄み、連なる山並みが威厳に充ち
森や丘陵の緑が輝いて見えたのだろうか

自分に問いかける。

絵を描く望みも生きる望みも絶たれたとき
自分の心がこの上なく純粋になり
自然の本当の姿が見えてきたのではないか

自分自身に答えている。


この自然をなぜ描かなかったのだろうと
悔恨に胸をしめつけられる思いがした

もし、万一、再び絵筆をとれる時が来たなら
恐らく、そんな時はもう来ないだろうが
私はこの感動を、いまの気持で描こう。


(『東山魁夷第一巻風景遍歴1』参照)




悲惨な戦争
次々と死んで行った肉親
たしかに私は未だ死への親愛感にとりつかれているが
今、墓場から甦った者のように
私の眼は生へ向って見開かれようとしている

これから清澄な目で自然を見ることが出来るだろう
腰を落ちつけて制作に全力を注ぐことが出来るだろう
又、そうあらねばならない
こう考えた時に
私の眼前におぼろげながら
一筋の道が輝いているのを見出したのです。




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(『東山魁夷第一巻風景遍歴1』より『残照』)



作品目録NO.1『残照』1947(昭22)年 魁夷39才

喜びと悲しみを経た果てに見出した心のやすらぎと言うべきか
私の心の姿そのまま映し出しているように見えた



中央のいちばん遠くに
八ヶ岳か妙高の遠望を連想するような山嶺を置き
そこに、夕陽の最後の残映を明るく与えることによって
漠然としていた構図をひき締めることが出来た。
光の明暗と、大気の遠近による諧調
嶺々の稜線が作り出す律動的な重なり合いが
この作品を構成する要素であるが
それによって表わそうと希ったものは
当時の私の心の反映
私の切実な祈り
索寞の極点での自然と自己との
緊密な充足感とも云うべきものであった。
(『風景との対話』より)




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(『東山魁夷第一巻風景遍歴1』より)
104.2×151.5の大作 絹本彩色
作品目録NO.2『月宵』1948(昭23)年 魁夷40才
疎開していた家から見た風景
戦後、再出発はこの場所から始まった……ともいえます。







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(『東山魁夷第一巻風景遍歴1』より)
作品目録NO.3『郷愁』1948(昭23)年 魁夷40才

「山は青きふるさと 水は清きふるさと」
が、浮かびあがってきたのは なぜだろう。




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写真左下のポストカード
作品目録NO.26『夕紅』1996(平8)年 魁夷88才
紅に染まった夕空の下
たくましく大地から涌きたつような
菩提樹並木の力強い生命感


作品目録NO.27『木枯らし舞う』1997(平9)年 魁夷89才
秋の終末を告げるフィナーレのように
華やかで寂しい一瞬


88才から2年間続けて
橙と紫の色調の作品を出展

このNO.26『夕紅』とNO.27『木枯らし舞う』は初めて観た作品でした。

添えられた文を何度も何度も読み返しながら
二枚の作品を鑑賞しました。

90才を目前にした絵とは思えないほどの
力強さと生命感を感じました。



そのあとNO.28『月光』1998(平10)年 魁夷90才
NO.29『夕星』1999(平11)年 魁夷90才
最期の作品となりました。

1999年 5月6日没 享年90歳


戦争という暗い闇を経て再出発

―― 風景開眼 ――

自然と向き合い自己と向き合う
自然からの声は内面の自己の声

『残照』を描く前にみた風景
その風景のなかに自身の内から湧きあがる希望
その時の感覚・感動・一筋の道
その内なるものに真摯に向き合いながら
我が道を歩んだ東山魁夷の人生

39才から90才
年齢を重ねていく展示
今回の作品展はその様子を感じることが出来ました。


群青の色合いが東山魁夷を称するほどのイメージの
東山blue

その顔料の荒い細かいが濃い薄い色合いを創るということを知りました
展示された顔料と筆(名入)を見られたことも嬉しかったな♪




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虫食い穴も愛おしい 自然の美しい姿よ♪




初めて目にした作品が7作品ありました。
NO.16『みずうみ』写真中段左
NO.20『静唱』(せいしょう)写真中段右
NO.21『春兆』(しゅんちょう)
NO.22『渓音』(けいおん)
NO.23『山霊』(さんれい)
NO.26『夕紅』(ゆうくれない)
NO.『木枯らし舞う』(こがらしまう)





こうして、回を重ねるごと
絵と共に、東山魁夷
その人物にも魅了されています。

散文詩のような文章の美しさと孤高な精神
東山blueの透明感と深さが表わす心の純粋さ




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硬く青かった桜の実はこんなに可愛い姿になっていました♪







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# by sakura8sakura | 2018-06-17 14:37 | 芸術
『となりのトトロ』の原風景と萌芽

『トトロの生まれたところ』という本が出る!って知ったのはいつだっただろう…
高畑監督のお別れ会の頃だったかな


やさしい水彩画の草花たち

詳細も知らず
ただ、そのやさしい画にときめいてしまった

発売前
予約ボタンをポチッ


その絵を描いたのは 宮崎朱美さん
宮崎駿監督の奥さんであることを知った(驚)


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朱美さんが描く
所沢植生のスケッチ画と日記

宮崎監督が描いた
初期のトトロのイメージボード
トトロが生まれたいきさつのお話





キノコは一年中あるのですが
やっぱり秋に見るキノコは季節が感じられて好きです。
種類が多くて名前はさっぱりわかりませんが
毎日少しずつ形が変わるので
昨日と今日とでは違う姿が見られて
面白いのです。


日本は本当にきれいなところなんだと再認識したんです。
舞台にするためには、今度は意識的に(風景を)
つかまえ直そうと思いました。





描かれた草木花のこちら側にあろう
朱美さんの眼差し


所沢の地を歩く宮崎監督の視線





―― 観察眼 ――



彼らたちが一番きれいに見える角度からの姿を描く


目にとまった一つの物・風景から
膨らむイメージを描く





―― 愛 ――



新たな発見や変化
我が子を見守るような 繊細かつおおらかさ


描かれていないところにまで 広がるような空間


トトロの生まれたところ
その同じ空間に住するお二人が
感じたものがいっぱい詰まった本




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何処までもつづくかのように広がる狭山丘陵
雑木林は、人の手入れがあってはじめて維持できる
それは、江戸時代から人々の生活に寄り添う自然


日本が世界に誇るべきものは
日本的な色彩の美
自然と共に自然を生かした暮らし

決して、カジノなどではない!









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出典元 https://matome.naver.jp/odai/2139497431465074201





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# by sakura8sakura | 2018-06-09 22:42 | ジブリに学ぶ
  

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