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2017年2月の読書
2月の読書メーター
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牧口常三郎の『人生地理学』を読む牧口常三郎の『人生地理学』を読む感想
牧口先生の『人生地理学』を読むにあたって副読本として読んだ。森林研究者の目から見て牧口先生の視点は非常に高度なものであると論じられている。専門分野からの目。『人生地理学』は一人の牧口先生が39章もの専門分野を見切っているということになるのだろう。村尾先生はこう評している。『人生地理学』は地理学を装ってはいるが、実質は世界観の書であり、しかも世界を正しく認識するための方法論の書である。「依正不二」とは「生態系」あくまでも人間を正報すなわち主体に捉え「人間にとってどうなのか」という問題意識に立たねば人間と自然との関係を意味ある議論として理解すること、ましてや価値判断し人間のとるべき方途を見出すことはできない、とする牧口先生の視点を学んでいきたい。
読了日:02月03日 著者:村尾 行一



人生地理学 (1) (聖教文庫 (7))人生地理学 (1) (聖教文庫 (7))感想
『人生地理学』は地理学にして地理学にあらず、地理学を超えてなお地理学を包摂するもの。だから同書は地理学を超えた広い、そして新しい地平に据え直して読まれるべきだあろう。(村尾行一)「虫瞰」することによってこそ「鳥瞰」できる。これが牧口氏の視点なのです。「人間の生活」がいかに自然に関係するものなのか。その自然の違いによって「人間の生活」に違いがあり、それによって暮らし方や考え方が違っていることを知ることができる。「人の一生」と「人間の生活」も「人生」なり。と題名を『人生地理学』とした想いもここにあります。牧口氏自身、一個の人間から目を向けているのです。自分の五体に感じるところ日光・温熱・太陽・星・地球。そこから想起するその大きさ・運動・水界と陸界・島……その特徴から関連されること。後半には、閉ざされた山岳地帯という環境であるがための思想や、開けた平原であるが環境ゆえに領土争奪の争いが起こるなど、その地帯に住む人間の傾向性なども論じられています。
読了日:02月13日 著者:牧口 常三郎



おきて―アフリカ・セレンゲティに見る地球のやくそくおきて―アフリカ・セレンゲティに見る地球のやくそく感想
「おきて」掟とは、守るべきものとしてすでに定められている事柄。セレンゲティ国立公園で家族とともに住みそこに住む動物たちの姿を写真に収め伝えてくれたもの。生命、生きる、継承する、共生する、おきてに従って生きる姿がそこにある。今では生々しい血や死などを載せることをひどく忌まわしく扱うことも多々ありますが。そういうものもあっての生きるということであることを感じさせてくれる写真集だと思います。感情が表れている表情を捉えた写真は厳しい自然の中に生きている彼らの心まで写しているように思います。全作品甲乙つけることができないくらい私の心に迫ってきます。岩倉氏の動物を観る心も作品としてのその中にあって緊張感の続く写真のなかに草原に咲く小さな花のように和ませてくれます。
読了日:02月14日 著者:岩合 光昭



池田大作全集 第26巻 講義 (池田大作全集)池田大作全集 第26巻 講義 (池田大作全集)感想
立正安国論講義(下)「汝早く信仰の寸心を改めて速に実乗の一善に帰せよ、然れば則ち三界は皆仏国なり仏国其れ衰んや十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊れんや、国に衰微無く土に破壊無んば身は是れ安全・心は是れ禅定ならん、此の詞此の言信ず可く崇む可し。」日蓮大聖人が立正安国論を著して訴えようとされた御真意はこの一文に凝縮されている。御書24p~33p『立正安国論奥書』『安国論御勘由来』『安国論別状』御書35pまで。
読了日:02月17日 著者:



人生地理学 (2) (聖教文庫 (10))人生地理学 (2) (聖教文庫 (10))感想
『人生地理学 2』では、河川、湖沼、海洋、内海および海峡、港湾、海岸。は、人間の生活にどう影響しているかの視点で観察・考察されています。ここでも「虫瞰」することによってこそ「鳥瞰」できるの観察眼は精細に光っています。自然を見て、自然の法則ともいうべきところに人間を合わせて見る。そんな視点があります。河川の姿を人間の体の血管であるとみたり、人間の一生に見立てた部分は見事です。そこに牧口氏の想いを感じたりしました。
読了日:02月19日 著者:牧口 常三郎



萩尾望都作品集 (〔第2期〕-8) 訪問者 (プチコミックス)萩尾望都作品集 (〔第2期〕-8) 訪問者 (プチコミックス)感想
心が揺れ動く自分のなかで自分と対話する。本当じゃないけど嘘でもない。いい子でいなきゃと努めて振舞おうとするオスカー言葉や表情が、もう痛い痛い!「神様が来た話」がずっとストーリの中心にある。パパ…神様の顔はオスカーだったの?オスカーはそう思ってるけど本当に…?みんな愛しているのに…心から心を通わすことができなかったことが切ない。オスカーが心でつぶやく「彼の 家の中に住む 許される子どもに なりたかった。」なんと悲しく寂しい言葉なのか。萩尾望都さんの描くストーリーは深い…深く胸の奥を刺し唸ってしまう。滂沱の涙
読了日:02月20日 著者:萩尾 望都



人生地理学 (3) (聖教文庫 (19))人生地理学 (3) (聖教文庫 (19))感想
人間が生活していく上で関わってくるものの数の多さを実感できます。それらを利用する智慧が人間に具わっているからこそ生きてこれたのだと。生まれたままの生物としての人間の非力なことを見せられる思いをしながら読んでいました。科学や調査技術などが発展して今では当たり前の認識であることも多いけど、牧口氏がこの書を纏められたのは明治時代であることを忘れてしまいそうでした。今や、自宅にいて世界の映像を観れるのだから、もっと想いも寄せられると思う…。✿http://sakura839.exblog.jp/27584866/
読了日:02月23日 著者:牧口 常三郎



人生地理学 (4) (聖教文庫 (76))人生地理学 (4) (聖教文庫 (76))感想
社会・産業地論。難しそうだなぁ…と(汗)まず一番目に出てきたのは、「社会とは何ぞや」ここからですね。世間一般に使われる「社会」という言葉「社会のために」「社会制裁」「教育社会」「経済社会」「社会主義」「社会党」と称し、通俗には「世の中」「世間」「世上」。新聞紙上には、個人間の話題、などとあり。その意義を顧みると現今幾多の論者がこの語を用うるに、あまりにも気ままに使い混雑不明に陥るもあるようだ。と、「社会」と関するものをひとつひとつ道理や意義を確認していきます。社会の最小単位である家族を構成する一員となり恩恵を受けながら生活する、これを一層広大なる社会――村落、都府、地方、邦国――と転ずるときは、その団体の範囲の広さに比例して、ますます複雑なる機関(社会的団体)の多種なるを観るべし。これ本書のためにはすこぶる重要なるところ。
読了日:02月28日 著者:牧口 常三郎





今月の読書は、牧口先生の『人生地理学』がほとんどです。
先月につづいて池田先生の全集を読むなかで戸田先生の全集も併せて読むようになりました。
そうしたら、牧口先生の本も読みたくなって、と読み始めたわけです。

身近なものからつながりをみつけて広く深くみていく、そんな風に感じています。
環境の違いが生活の違いになり、その違いからその土地の人の傾向性に違いが見えてくる。
でも、人間が生活していくうえでの発達の仕方などは同じであり、元(根本)をたどれば同じ人間。
当たり前のことなんですが、今(現在)だけをみると理解し合えないと思ってしまうのかも…などとも思いました。
言葉の上でだけでなら簡単そうですが、そこは感情というものがありますからもっと複雑に絡み合ってくるのでしょうけどね。
それでも、そう認識しあって共通する部分に歩みを寄せていかなければならないのだと思います。

論文的なものばかりを読んでいると、無性に小説が読みたくなりました。
こころの交流というのでしょうか、感激したり、悲しんだり…という。
『人生地理学』を優先して読んでいるので、短く完結する小説を^^;と、選んで読んでリフレッシュしています。
今月の読書でいえば、萩尾望都さんの本(コミック)を読んだときは、喜怒哀楽の感情(怒はあまりなかったです^^:)が強く湧きながら読んでいる自分に少々苦笑いだったりしました。

また、「おきて」という野生動物の生活の写真集は、生きることの厳しさと生命への愛を感じました。
ナショジョも観たりしたので、残酷な場面も涙しましたが、それにはちゃんとした意味があって岩合昭さんの「おきて」という意味を胸に沁み込ませていました。
感想には書けなかった「おきて」の著者、岩合昭さん文を引用しておきます。


おきて

それは、わたしたち人間も含めて、
この地球上すべての生命をやさしく包みこんでくれている
豊かな “ 力(秩序)” を指します。

ある時はきびしく、ある時はやさしい貌を見せてくれる自然の移ろい、そこに生き死にする動物たちの姿――わたしは夢中でシャッターを切りつづけました。そして、それらの観察を通して、わたしは、自分なりにひとつの真実に突き当たった思いでした。
真実。それは、単なる一個の科学的事実ともいえるようですし、また、人知をはるかに超えた、神秘的な何ものかであるような気もします。
わたしは、この真実を仮に「おきて」と呼んでみることにしました。セレンゲティの、いや、この地球上すべての生命(動物も植物も)が、この「おきて」のもとにあるようだし、わたしたち人間も、決してその例外ではないのだ……そのようにわたしは感じることがあったのです。










✿✿✿

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by sakura8sakura | 2017-03-01 12:42 | 読書メーター

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