『空飛び猫』シリーズに感動♪


今日は、お仕事がお休みの日
先週の6連勤の疲れが出てます(汗)

でも、空飛び猫たちが~♪

というわけで、アーシュラ・K・ル=グウィン作品 3冊目

素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち (講談社文庫)

アーシュラ・K. ル=グウィン/講談社

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いや~ 感動しました!

空飛び猫、ジェーンとふつう猫(というのも変ですが^^;)アレキサンダーとの物語が中心です。

アレキサンダー、いわゆるペットのお家猫。だから、世間知らずなんですね(笑)
そんなアレキサンダーくんが、世界を探検してやろう!と出かけるのです。

彼は世界は庭の囲いのところで終わっているものだと思っていたので、その囲いの向こう側に別の世界があると知ったときは、すごくびっくりしてしまいました。

( *´艸`)
見るもの出合うものに、アレキサンダーくんのビックリするさまは微笑ましい。
いやいや、彼にしてみればトンデモない遭遇ですよね。
火事場の馬鹿力じゃあないけど、あまりのビックリに、自分の力でよじ登ったとは思えない高い木に逃げちゃった。
逃げれたは、よかったけど、、、 降りれないよね~
しだいに更けて暗くなってくるし、不安だし、怖いし、助けに来てくれるよね… 動けなくなって、ただ待つばかり。

夜が明け、空が明るくなって来たころ、一羽の鳥が…

いえいえ、それは空飛び猫のジェーンでした。

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ミィーとしかしゃべることが出来ないジェーンとアレキサンダー
でも、わかるんですよね。相手がどういう気持ちで接してきてくれているか、表情や態度、行動でね。


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一度に枝をひとつづつ、一歩一歩気を抜くことなく、黒い子猫はアレキサンダーを導いて、木を降りていきました。いつもまず先に自分が実際にやって見せて、そしてアレキサンダーがあとをついてくるのを待ちました。

信頼関係ができ、ジェーンの真似をしながら下へ降りることができたね。
喜ぶふたりの姿が目に浮かびます♪

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帰る道がわからなくなってしまったアレキサンダーとジェーンは、兄妹たちが待つ古い納屋に帰りました。

アレキサンダーにしたらびっくりだよね。
自分以外の猫はみんな羽が生えているんですもの。

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互いに自己紹介して、決して怖いことはないんだよと安心させます。
ジェーンの生い立ちのこともアレキサンダーに話して聞かせました。
そして、人間であるハンクとスーザンにも紹介します。

アレキサンダーにとって重大な変化となる出会いです。

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ジェーンがジェームズとハリエットと一緒にここへ来た時とおんなじね!
『空飛び猫』でお母さんが言っていた「良い『手』」を、
アレキサンダーも見つけましたね♪





アレキサンダーは、ふと思い出します。

「思い出してみれば、僕はなにか素晴らしいことをやってのけようと思って、家を出てきたんだ」と。

これまでのことを振り返ってみれば、素晴らしいことをやったのはジェーンじゃないか!と
じゃあ、そのお返しにジェーンになにか素晴らしいことができないか?と考えたアレキサンダーくん。

真剣に誠実にあきらめずに、ジェーンの心を解きほぐしながら話していくアレキサンダー。
なにがあっても僕は君を助けたいんだ!
アレキサンダーの思いはジェーンの傷ついた心(恐怖や怒り)を大きく包みこみます。

「ねずみたち」とジェーンは言いました。

声が出た!

それはひいひいという奇妙なこえでした。
「ねずみたち。そこには―――どぶねずみたちが―――いたのよ―――そこに」
彼女の全身がたがたと震え始めました。アレキサンダーは彼女をしっかりと抱きしめて、なぐさめてやりました。

少しづつ話し始めるジェーン

私は怖かったのよ。しゃべるようになっても、ひどいことしか話せないんじゃないかと思って。ネズミのことしかね。そしてそれを話してしまったら、また同じことが起こるんじゃないかって。でもそんなことは二度と起こりはしない。だから私は話ができるの。アレキサンダーがそれを私に教えてくれたのよ」


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第3巻となる今回は、1巻2巻と重なるシーンがありました。
四兄妹の経験したことと、ジェーンの経験したこと、そして、アレキサンダーも…
だからこそその時の心情もわかるし、彼らの成長もわかりますね。
なんだか、経験した者として自分もその中にいるように感じます(笑)



訳者、村上春樹氏が言うように、両足まで突っ込んじゃってますね ( *´艸`)

今回の「あとがき」にはこれまでの筋を簡単に説明してくれています。
と共に、そのストーリーやそれらが意味することも解説してくれています。
「訳注」「あとがき」も、これまで以上に充実しています。必見!いや、必読!です。

ル=グウィンさんの眼に写った社会の問題をジェーンやアレキサンダーに込めてメッセージを送っています。弱いものや傷ついたもの、無垢なるものに対するあたたかい眼差しがハッキリとわかりました。


でも、どうして猫に突然翼がはえてくることになったのでしょう?それは僕にもわかりません。作者もそんなことはいちいち説明しません。この世界ではいろんな不思議なことが説明もなく起こるのだということを、作者のル=グウィンさんはよく知っているからです。読者のみなさんが、「空飛び猫」がこの世に生まれてきた理由や原因を、それぞれに想像してみてください。

これを機会に、作者のアーシュラ・K・ル=グウィンさんの、「空飛び猫」以外の素晴らしい小説の世界に触れていただけたなら、僕としてはとても嬉しいです。
村上春樹

はい!!!
「あとがき」を読んで、アーシュラ・K・ル=グウィンさんの作品を読んでみたい!と、思う気持ちがよりいっそう強くなりました。

まずは、続編の『空を駆ける ジェーン』を!
これで最終巻になるのかな…




✿✿✿


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by sakura8sakura | 2017-06-07 20:20 | 読書

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