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2018年7月の読書
7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2238


発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由
お母さんと二人三脚でここまで来た道のり。類君の行動を冷静に観察しそれはどういうことなのかを言葉にして伝える。そして類君の気持を訊く。義務教育の枠組みの中に入れることを目標としている(のように見える)現在の日本の学校教育では指導要綱を重視する教育方法が優先される。子どもたちにとってそれは是なのだろうか。枠組みの中で生きることが人生なのだろうか?一人ひとりの感性を重視し自由に生きられる社会にならないのだろうか?そんなことを考えつつ読了。アメリカでの生活とドクターとの出会いがその点においても良かったのだと思う。
読了日:07月01日 著者:栗原 類



猫だましい猫だましい感想
「たましい」とはなんぞや?国語辞典では、動物の肉体に宿り精神の働きのもとをなすと考えられているもの。霊魂。心。精神。気分。とあるが言葉の概念だけでは伝えるに難しく表わしきれないものがある。そこで、河合先生は物語の猫の行動の描写によってそれを伝えようとしたのだろう。なぜ「猫」なのか?その理由、猫解説がとても面白い。エジプトの神猫から少女マンガの猫まで河合先生の守備範囲のなんと広いこと!人間という全体存在を心と体に区分した途端失われるもの、それを「たましい」と考えてみてはどうだろう、という。生活の便利の獲得のためものごとを割り切って考えるようになり「関係性の喪失」に悩まねばならなくなった近代。連続した関係性、あらゆるものを見たり接したとき感じるという「関係性」は、そう見て感じた人の内にあるものを映し鏡のように見ているということだと思う。牡猫ムル・長靴をはいた猫・空飛び猫・宮沢賢治の猫・怪猫などなど物語の猫たちはそれを見せてくれるのだろう。
読了日:07月06日 著者:河合 隼雄



西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)感想
魔女は自分の直観を大事にしなければなりません。その直観は直観として心のどこかにしまっておきなさい。その直観が真実であるかどうか分かるときがくるでしょう。幾度となく経験するうちに己心の魂が訴える直観というものを体得することができる「魔女の修行」。心惹かれるおばあちゃんをお手本に心が成熟していく不安定な時期をこの言葉によって自身をみつめ成長していく。西の魔女が死んだ、あの懐かしいヒメワスレナグサのある汚れたガラスにメッセージを残して… おばあちゃんと暮らす生活、おばあちゃんの所作、まいとおばあちゃんの対話。初めて知った、サシバ・銀龍草・キュウリ草… 様々に彩られたな草木生物との光景。物語の中に引き込まれてそれらがビンビンと私に響いてきた。全てが名場面!! 胸の奥が熱く静かな鼓動がじんわりと残る読後。梨木さんの観察力、表現力、心に残る言葉。梨木さんの優しさ、強さ、人間の持つ崇高な心(魂)への信頼が物語に流れているように思います。動植物の描き方は梨木作品の大きな魅力ですね!この作品はそういう部分でもいい意味で素直で率直で初々しく清々しく感じられました。
読了日:07月08日 著者:梨木 香歩



法華経 2018年4月 (100分 de 名著)法華経 2018年4月 (100分 de 名著)
4月4週に渡って放映された植木雅俊氏の解説100分で名著(TV番組)と共に学んだ。第1回全てのいのちは平等である 第2回真の自己に目覚めよ 第3回「永遠のブッダ」が示すもの 第4回「人間の尊厳」への讃歌
思想として『法華経』を読む【再読】
読了日:07月08日 著者:植木雅俊



トルストイ人生読本〈夏〉―永遠のともしび (1968年) (Dia-book)トルストイ人生読本〈夏〉―永遠のともしび (1968年) (Dia-book)感想
四月一日から六月三十日まで毎日聖賢の言葉に触れることができた。 目次にどういったことが書かれているかがわかるタイトルがあるので読み返すときに探しやすい。七日目の物語は15作品 ― ブカ、アナトール・フランス、ア・デューマ、レフ・トルストイ、マドジーニ、ドストエフスキー、プラトン、アント・チェホフ、エル・アイーロワ。
読了日:07月13日 著者:



別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ)別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ)
「日本の仏教には、どうしてたくさんの宗派があるのですか?」との疑問をもつ一青年と対話するうちに、釈迦の教えから始めて、仏教成立史全体を概観する必要を感じた佐々木閑氏が講義形式でまとめたもの。
 第1講「 釈迦の仏教」から大乗仏教へ 第2講「 空」の思想が広がっ た ──『 般若経』 第3講 久遠 の ブッダ ──『 法華経』 第4講 阿弥陀仏の力――浄土教 第5講 宇宙の真理を照らす仏――『華厳経』・密教 第6講 大乗仏教はどこへ向うのか 仏教の原点をもっと知りたい。
読了日:07月14日 著者:佐々木 閑



本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書)本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書)感想
仏教が生まれる前のインドがどのような状況であったかを知りお釈迦様はなぜそのときに仏教を作らなければいけないと考えたのかを理解することから始まります。生まれついた家系によって決められる一生変わらないもの階級差別。下の階級にいくほど増える「けがれ」の概念。それらを打破するために生まれたお釈迦様の仏教。精神集中の重要性(自分の心と向き合うため)。「自利」まず自分自身をきちんと確立すること。それがまわりまわって他人の為になる。お坊さんが集まって作る修行のための組織サンガなどを学ぶ。仏教の原点を学ぶのに良書。
読了日:07月15日 著者:佐々木 閑



洟をたらした神 (文春文庫 (341‐1))洟をたらした神 (文春文庫 (341‐1))感想
開墾の時代、戦中戦後、その時代を生き抜いた女性の生き様が描かれている。どうしようもないこと受け入れることしかできない、生活のため、家族のため、そんな中にも一条の光が差すような喜び、当時感じたままを吉野さん独自の表現が五体に迫ってくる。息が詰まるほどの苦しみ。種から芽吹くような喜び。抑え切れぬものを抑えた怒り。どうしようもない哀しみ。そして、全てに終わりが近づきごつごつと節くれだったものが昇華されているとを感じる終篇。その当時はあらゆることで仕方のなかったこと、無知ゆえのもどかしさ、無知であったからこそ生きてこられたこと。読み続けることが苦しくて何度も本を閉じた。自然の描写は苦しい合間の恵の雫のように沁み入る。著者のその瞳に光と瑞々しい色彩が一幅の絵画のように見えていたことが嬉しかった。
読了日:07月22日 著者:吉野 せい



かさをささないシランさんかさをささないシランさん感想
流されることなく今一度自分の頭で考えることが、おかしいことに気づく第一歩。シラン=知らん=知ろうとしないさん。まじめでよく働くごく普通の人が突然の嫌疑逮捕「みんなと違うことを考えるやつは、敵だ!」恐ろしい展開が待っていた。みんなが関わりを持つことを避けるだけでなくこれまでの親切なシランさんへの見方を悪く変えてしまった。もっと恐ろしい展開が待っていた。「一番恐ろしいのは、人の頭に隠された(考え)というものだ」「なにしろ考えは目に見えないからな」シランさんは忘れ去られていきました。シランさんの救済嘆願や励ましの手紙が遠くの国々の人たちから届きます。いろんな事柄に当てはめて考えることができますね。
読了日:07月22日 著者:谷川 俊太郎,アムネスティ・インターナショナル



雲のてんらん会雲のてんらん会感想
「暑いですね~!」もう朝昼関係なくのあいさつですね。見上げた空の青さ、青いキャンバス。変幻自在に一瞬で姿を変える雲の形。その日の心もようと重なりながら額縁のない展覧会。ひつじ雲は〈空の牧場〉伊勢さんにはこんな風に見えるのね!そこに見える物語を一緒に鑑賞。爽やかな〈空の階段〉が好き。〈Sun Dog-幻日〉をいつか私も探してみたい♪
読了日:07月22日 著者:いせ ひでこ



新装版 むぎわらぼうし (講談社の創作絵本)新装版 むぎわらぼうし (講談社の創作絵本)感想
光が眩しく美しい!伊勢さんの絵。部屋に差し込む光がるるこの心を表わすかのように背を照らす。陽光、波に煌めく光、お日さまと帽子が重なりるるこは見上げる。そして、海が消え光を一身に浴びるるるこは光に向いている。そのるるこの姿に言葉にできない何かに心を奪われこの絵本を購入した。
読了日:07月22日 著者:竹下 文子



7月4週に渡って放映された河合隼雄氏のご子息である河合敏雄氏が解説100分で名著(TV番組)と共に学んだ。第1回こころの問題に寄りそう 第2回人間の根源とイメージ 第3回昔話と神話の深層 第4回「私」とは何か ✿河合先生の著書『神話と日本人の心』『昔話の深層』『昔話と日本人の心』『ユング心理学と仏教』を読まねば。
読了日:07月23日 著者:




時代の風音 (朝日文芸文庫)時代の風音 (朝日文芸文庫)感想
堀田善衛さんと司馬遼太郎さん宮崎駿さんの鼎談。遡って歴史の流れをみて、その時代の空気、人々の思考などそういう風に見ていくんだ!ととても興味深かったです。堀田さんと司馬さんの豊富な知識と体験から縦横無尽に繰り出されるエピソードの数々は歴史と地理が苦手な私でも、へぇ~!とビックリしたり、なるほどそういうことなんだ!と納得したり面白いです。時代の風音を聴き、私たちはこれからいかに生きていくべきか? 完全な生産形態と消費形態を(司馬)それが文明ですよ(堀田)頭の眠っていた回路に電流がながれたような気分です(宮崎)※日本の歴史の教え方でいちばん弱い点は、トルコ・ペルシア文明というものを全然教えてないことですね。世界をみるうえでそこが大きな欠点なのです。ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトにはそれぞれ「トルコ行進曲」という作品がありますね。あれはやはりトルコ文明というものに対する“最後の賛歌”なんです。ゲーテには「西東詩集」というペルシアを模したものもあります。それから西洋音楽というけれども、楽器は全部ペルシアから出たものじゃないですか。(堀田)ペルシアか北インドでしょうね(司馬)
読了日:07月28日 著者:宮崎 駿,堀田 善衛,司馬 遼太郎



なんのために瞑想するのか?なんのために瞑想するのか?感想
五根から入るデータに基づき大脳が感じ(依存欲・怯え・無知)の感情による判断は原始脳(生きるためのプログラム)に支配されたもの。その貪・瞋・癡に惑わされることなく現実をありのままに知ることができれば(死は変化し続ける現象の中に起こる、ある現象の一つに過ぎない)人間は安穏でいられる。(生きるとは、瞬間瞬間に起こる生死の流れであるとわかれば驚くことでも大胆な出来事でもない。あってはならないことが起きたわけではないのです)そのためには訓練が必要。大脳の指令で生きるというプログラムを書き加えることで「こころの成長(サマーディ)(バークナー)」ができる。お釈迦様はインド古代文明の信仰に依る既存の瞑想ではなく自分自身で真理の発見することに努めたこと。「こころの科学」と定義する仏教の瞑想。「修行者の解釈は見解(主観)である」と説く。無用な争いが起きないように言葉を選び心を配っている。新たな神経回路を丁寧に作る作業が瞑想実践という。それは多様にあるということなのかその瞑想方法はここには書かれていない。
読了日:07月29日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ




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港まつり at いつものベランダ♪




7月の初め、ある事情から発達障害の子とどう接していけばいいのか?とのヒントを得たくて類君の本を手に取った。

結局、その事情も露と消えることとなったのですが

人が生きるとは… 教育とは… 社会とは… 幸せとは…… と、考えるきっかけとなった。

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連発! 海面近くで上がると見えないのだけど ラッキー♪


『"本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』を読み「サンガ」という仕組みを知った。
出家した修行僧がサンガ内で共同生活をしながら修行をすることで、集中して瞑想することができる。また、サンガは60人未満の修行僧で構成されている。サンガはその地域の人々の施しによって成り立っている。だから、人数が多くなるとその地域の人々の負担が大きくなる。なので60人を超えるとそのサンガは解散し、それぞれが各地に分散し新たに小さなサンガをつくる。
集中して瞑想して得た智慧を修行者たちはその地域の人々に語って伝える。
修行僧は地域の人たちに支えられて生きているので決して偉ぶることなく感謝する。また、地域の人々は自分では得ることができない智慧を教えてもらえることに感謝をもって施しを行なう。


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パッと開いてピントもソコソコ(笑)合って… タイミングが難しいね!

一瞬の出来事だものネ☆




今月読んだ本から派生した読みたい本がドンドン増える~ (^▽^)
時が経ち、それでもその思いが変わらない本は…?
読むタイミング・出逢い
どんな風に訪れるのだろう♪


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蒼い空
時々刻々と変わっていくの空の色
一瞬の出逢い






✿✿✿

お気づきの点がございましたら
sakura8sakura@excite.co.jp へ
よろしくお願いします。 
<(_ _ )>


ご訪問くださりありがとうございます ♪





by sakura8sakura | 2018-08-02 14:19 | 読書メーター

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