2018年8月の読書
8月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:1242


縁は異なもの (知恵の森文庫)縁は異なもの (知恵の森文庫)感想
明恵が結んだ縁。お能の話、ワキの役目と心理療法家は非常に興味深く読んだ。前シテと後シテの舞いはクライアント、そこにワキがいることでまことの姿があらわれる。河合先生はワキそのものである。お二人が自分の経験を語り合う。異なるものなのに互いのなかで感得していることは同じく、白州さんが「そうそうそう!」と。白州さんの『明恵上人』は河合先生の云いたいことがすべて書かれているという。人生観という言葉が適しているかわからないが、言葉の説明では表しきれないものがお二人のなかで伝わっている。
読了日:08月04日 著者:白洲 正子,河合 隼雄



ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)感想
私の手に甦るぎゅっと握るやわらかな貴女の手の感触。私の身体にありありと甦る包み込むような手の温もり。見守ることしかできない母の気持ちが少しわかったあの日。
生まれてきてくれてありがとう!母となる娘と同じ想いを目で交わす時が訪れるまであともう少し。
どのシーンも思い出深く懐かしく、someday 貴女にも… 。
読了日:08月05日 著者:アリスン・マギー


きみがいま―Little Boyきみがいま―Little Boy感想
【たくさんの むちゅう たくさんの いまきみは いま まいにちに むちゅうなんだね。】 その眼差しでみていたいナ! 当時はそんな余裕はなかったけどね(ゴメンネ) ページをめくるたび、その姿が眩しいほどステキなことだと、大事にしたい!と… 慌ただしさから少し遠ざかった今だからこそ痛いほどわかるよ。(^^)
読了日:08月05日 著者:アリスン・マギー,ピーター・レイノルズ



そらのいろってそらのいろって感想
空の色って? 常識や固定観念に囚われていたことにすら気づかない、そんなことが往々にしてある。偶然か必然かそれに気づかせてくれる出来事がある。思い込みのメガネを外せばあなただけに見える世界が広がっている。ピーター・レイノルズの描く絵は優しくてあたたかくてハートに残る。それでいいんだよとの声とともに。
読了日:08月05日 著者:ピーター・レイノルズ


ぼくは ここにいる (わくわく世界の絵本)ぼくは ここにいる (わくわく世界の絵本)感想
そうなんだ!絵もストーリーも文字も表情も… 感じたそのままを受け入れたらいい素晴らしい本だとおもう。
読了日:08月05日 著者:ピーター レイノルズ




こころの おとこころの おと感想
視覚で受けたのに その音が聴こえてくるようだ。作中にある「色を混ぜて絵を描くように音を混ぜてみた」の言葉どおり、心の音を見事に表現している音符たち♪ 我が家の父と息子、こんな風に心を通い合わせ伝えあえるすべがあるだろうか…? 語り合う時をもって欲しいし大切にしたい、そんな思いが強くなった。
読了日:08月06日 著者:ピーター・レイノルズ


時代と人間時代と人間感想
鴨長明、藤原定家、モンテーニュ、ゴヤ、乱世の時代を生きた四名の作品を取り上げ、観察者としてもすぐれた彼らの目線を時代に照らしてよみ、何を考え、なぜ、どうしてそうなったのだろうか?そこには何があったのか?を考察している。そして今はどうなのか?と考える。「歴史は繰り返さず、人これを繰り返す」の言葉で本書を結んでいる。『NHK人間大学 時代と人間』のテキストを単行本化したものなのでもう少しお話を聞いていたいと思うところで終わってしまう、これは堀田氏の著作を読んでもっと聞いてみたいという気になる。
読了日:08月11日 著者:堀田 善衞


おらおらでひとりいぐもおらおらでひとりいぐも感想
人生を揺るがすほどの喪失をきっかけに生き方が変わることがあるだろう。ご主人である周造さんを突然失うことで桃子さんはこれまでの人生を振り返る。悲しみ以上の喪失感を埋めていくには納得させる理由というものを求めざるをえないのかもしれない。自分の内から湧き出でる疑問に答えを探す一つまた一つあの時はどうだったのかと一度全てを否定してはじめて見出すことができるものがある。これまでの人生は自分を軸に生きていたのか?との問いに出会いやっと自分の足で自分の歩みで生きていけることを実感しその荷を一つずつおろしていくのだろう。母と娘と孫……理性では解けない関係。連綿とつながり続ける歴史に包み込まれている桃子さんの人生に立ち会うように、また、私も自分の人生を重ねながら読んでいた。ラストの孫と桃子さんのやりとりのシーン、ここにきて静かに涙がこぼれた。
読了日:08月14日 著者:若竹千佐子


てんてん感想
「てん」とは、なんともシンプル!どこまでも広がる可能性があるね。そんな一歩を踏み出すきっかけをとても上手く描いている。先生の立場で読んでもワシテの立場で読んでも心に残る素敵な絵本♪
読了日:08月14日 著者:ピーター レイノルズ




っぽいっぽい感想
「こうでなければいけない」は苦しいよね。「――っぽい」おお~広がる広がる!自分の見たまま感じたままそれでいい!だって「っぽい」だもん(*゚∀゚*) ✿ピーター・レイノルズさんが出会った素敵な先生たちに感謝をもって捧げた絵本(三部作)(各本の最後にある先生に宛てたメッセージが心に残ります)なかなか出会えないよね…そんな素敵な先生からのメッセージを私たちにも感じさせてくれる絵本です。そうとは知らず三作目から出会ってしまった私(o^^o)出会えてよかった♪
読了日:08月14日 著者:ピーター・レイノルズ


わたしがちいさかったときに―長田新・編「原爆の子」他より (フォア文庫)わたしがちいさかったときに―長田新・編「原爆の子」他より (フォア文庫)感想
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、原爆が広島に投下された。余りにも悲劇的な体験をもつ少年少女の叫びを集めた『原爆の子』に収録された作文と『原子雲の下より』に収録されている詩にいわさきちひろがイラストを添えている。題名はこの本の絵のために広島で何日間を過ごしたいわさきちひろの口からこぼれたつぶやき。描かれた小さな子たちの顏は戦争の意味や大人たちの欲望を知るよしもなくあまりにも無垢でやるせない。「子どものために、子どものために」と夫に生き延びることをねがい火の中で死んでいった妻。「戦争をして何がおもしろいんだろう…」と息子の無事を思い涙しながらおむすびをつくる母。読むだけでは到底解りきることはできない体験の数々ではあるが、当時の子どもたちが文章にして残してくれたその思いを受け止めていたいと思う。73回目の終戦の日に。
読了日:08月15日 著者:いわさき ちひろ


小さなピスケのはじめてのおてつだい小さなピスケのはじめてのおてつだい感想
前二作で失敗をたくさん経験してきたピスケちゃん、とてもしっかりしたお姉ちゃんに成長していた♪小さな男の子クムとの出会いで繰り広げられた短いお話だけど相手を思いやる心が満ちている。二木さんの絵から伝わる優しさ温かさ、自然と共に在ることの豊かさ。二木さんの感じた世界をもっともっと描いてほしかった。
読了日:08月19日 著者:二木 真希子



ぐるりのこと (新潮文庫)ぐるりのこと (新潮文庫)感想
梨木さんの身の回りに起こったぐるりのこと。梨木さんの眼差し、そしてそこで考えたこと、そこから考えたこと… さまざまな思いが巡る。信仰の違い、歴史的背景や立場の違いなど向こう側とこちら側、互いが浸食・阻害することなくいられる緩衝地帯を探る。強制では反発が起きる、自発的であること自分の意思で行動するということ。「人類は本当に未来を望んでいるのかしら」ときには無力感に弱気な言葉が漏れる、立ち止まりそれでも考え続けることをやめない。「もうとやかく言うのはやめて沈む夕日を待つ」起こりくるものをありのまま受入れ、流されるのではなくその時代のその時どきに開かれた扉のヒントを探す。梨木さんの描く物語にはそれが織り込まれているのだろう。梨木さんの思考回路ほど緻密に思考することはできないけれど、日常生活の中でいま起こっていること感じたことそれはどういうことなのかを自分なりに学びながら考えることを続けよう。
読了日:08月23日 著者:梨木 香歩




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8月といえば、終戦の月

ひときわ暑かったこの夏、戦火のなかにいた人たちのことを思った。

当時、幼かった子らが、その時見たこと感じたことを書いている
『わたしがちいさかったときに』を読んだ。


いわさきちひろさんの絵が胸を打つ


無垢な幼い子の笑顔

悲しみの瞳

灰となった瞳

・・・


「 ああ もういいかげんにして!」




戦争なんてしないで!

暴力 まして兵器など使わないで!

言葉を持った人間なんだから
話し合うことができるんだから!

もう

命を奪わないで!

自然を破壊しないで!


そんな思いでいっぱいになった。





子どもたちの未来が
明るく平和でありますように!










✿✿✿

お気づきの点がございましたら
sakura8sakura@excite.co.jp へ
よろしくお願いします。 
<(_ _ )>


ご訪問くださりありがとうございます ♪

by sakura8sakura | 2018-09-04 15:40 | 読書メーター

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