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2016年4月の読書
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1601ページ

ヴァイオリニストヴァイオリニスト感想
毎日窓辺にバイオリンの奏でる曲を聴きにくる少年の姿に気づき声をかける。少年のために奏でる。そのバイオリンの音は父親の期待に応えようとするだけの音とは違って人々の心に響く。きっと青年も幼き頃、この少年のようにバイオリンの音が好きで弾きたいと思ったのだろう。技術だけじゃなく心で奏でる音「心こそ大切なれ」バイオリン弾きの部屋の窓辺に聴きに来る人がたくさんになった。特等席がなくなったような寂しさが投影されたあのときの少年の姿…それを感じた青年が少年の心を受け止め互いの心が通い合ったときの二人表情がとてもいい!「音楽」とは音を楽しむと書く。 ♪♪♪ 絵本。文字どおりに、まさしく絵で書かれた本の魅力はその時の読み手の心が感じること。とくにバンサンの絵本は必要最小限に描かれたデッサンのみで色も付けられていない。だけど、色も音も動きも感じられる。そこにバンサンの心が込められているように思います。
読了日:4月29日 著者:ガブリエル・バンサン


つれづれ随想―わたしの説話抄 (1981年)つれづれ随想―わたしの説話抄 (1981年)感想
ずいぶん長い間かかりましたが(2014.9.5~2016.4.26)、目次順にひとつひとつ私なりに思索することができました。詳細はサブログに書いています。
読了日:4月26日 著者:池田大作





ナビル―ある少年の物語ナビル―ある少年の物語感想
アンジュール・たまご、と読んで(見て)きましたが。この本を見てまず思ったのが表情が豊かであること。始めのページのナビルの幼さ、次第に成長し顔つき体つきの変化がよくわかる。そこにバンサンの示すものがあるのかな…と。ナビルの、父母の、村人たちの、ピラミッドまで共に歩いてくれたおじさんの心。自分を信じて夢にむかって挑戦する一途な心の直感。それを叶えたときの歓喜がナビルの自信となり大きく成長する。また新たな夢を見つけ行動していくのだろうと思ったラストのページ。子供の可能性を信じて応援していく大人であろうと思った。
読了日:4月25日 著者:ガブリエル・バンサン


たまご‐L’OEUF (ガブリエル・バンザンのえほん)たまご‐L’OEUF (ガブリエル・バンザンのえほん)感想
うーん… 難解。だけど… 小さな人間・大きなたまご・光の彼方から嵐とともにやって来る巨大鷲。影のようにしか描かれていないのだけど「たまご」に対するのさまざまな人間の心が見える。モノクロフィルムを見るように動く。鳥の羽ばたく音が聞こえる翼。「たまご」の声を訊くような巨大鷲の姿。叫ぶ雛鳥が印象的でした。唯一人間の表情が読み取れる場面の人の目と鳥の力強さのある眼の対比が物語るものは… そして、こちらを鋭く見据えるあの眼。「どうなの?わかってるの?」と訴えてくる。初めの「たまご」をどう捉えるか…自然であったり、科学重視に走った人間の驕りであったり、命であったり… 次々と残された「たまご」をどう生かすか? 次に希望を残してくれたバンサンの優しさでもあったのかなと思ったりしました。
読了日:4月20日 著者:ガブリエルバンサン


一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)一色一生 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)感想
読み始めて7行目で心臓がドクンと鳴った。植物の生命の不思議。その命とわが命との交流、目に見えないものを確かにとらえているだろうと思われる文章に惹きつけられながら染色という世界を見せてもらったようです。もっとも何も知らない私など表面をちゃぷちゃぷした程度ですが、ほおぉ…とため息つきながらのⅠでした。染色家、紬織人であり随筆家として綴られる文言はとても美しく、それは師からの助言によって貴重な時間を費やした文学の勉強あってのものだったことを知りました。生い立ちや家族、出会った人々とを語るなかに、自分の内面から湧き起るものを感じ縁を引き寄せ真摯に向かい合うそんな生き方を感じました。こんな感性の人になりたいと思います。桜の縁によって出合えた大切な一冊。ありがとう.:*♡
読了日:4月18日 著者:志村ふくみ,高橋巌


鳥の物語 (岩波文庫 緑 51-2)鳥の物語 (岩波文庫 緑 51-2)感想
12種の鳥たちが各々が誇りとして語り継がれる話を語ります。雁は「疑いは人間の智慧から出てくることであります。私どもの間には偽りということはござりませぬ」人間界を風刺する鳥視点が可笑しい。的を得てる…お話の中で鳥たちと人間が何の違和感もなく会話をし、その様子はそれぞれの鳥の特徴をよく捉えていて鳥たちをよく観察していたことが伺えます。国や宗教の違うさまざま話が続き昭和7年から30年の激しい時代の流れの中、自然と対峙してきた筆者は何か究極のものを得たかのように天上地上共にめでたく治まった話で終えています。言葉が美しくゆっくりとした落ち着いた声で語り聞かせたいお話12編。自然に従い調和しながら生きる鳥たち生き方に学び鳥たちの声に耳を傾けたくなります。恥ずかしながら雌の鶯は「ホーホケキョ」とは鳴かないことを知りました。^^;
読了日:4月13日 著者:中勘助


アンジュール―ある犬の物語アンジュール―ある犬の物語感想
「なに?」「どうしたの?」「待ってよ!」「待ってよー!」くんくん くんくん… ありったけの記憶をたどり捜し彷徨う。「ここはどこなの?」「どこに行ったのー?!」遠吠えの声が胸をしめつける。「どこへ行ったの?」「どこへ行ったの??」「どこへ行ったの?!!」―― 同じ思いの子と出会う。「くうぅ~ん…」大事にしてくれた人のことを犬は決して忘れません。あの日後部座席にいた子との再開であったと思いたい。いやぁこの絵本はキツイ!戸惑・恐怖・寂しさ…安堵・喜びの心が伝わってきます。もう数ページ目から涙・涙……最後にまた涙
読了日:4月7日 著者:ガブリエルバンサン


幼い子は微笑む (講談社の創作絵本)幼い子は微笑む (講談社の創作絵本)感想
いせさんの絵は誕生と成長の喜びに溢れ、また新たな生へと続く。描き出されるやわらかさに反して長田さんの詩は淡々として厳しい。なんだろう…と詩を繰り返し詠み、絵を何度もめくった。あぁ…これは、旅する詩人の問いかけに旅する絵描きが答えた絵本だったんだなぁと思う。 ルソーの言葉を思い出す―― 無垢な幼い子だけができる微笑み。
読了日:4月5日 著者:長田弘,いせひでこ



さくらの木さくらの木感想
戦争によって焼かれ弱った桜の木の命を救おうと懸命に手当てするおじいさん。同じように戦争で父を亡くし悲しみをもつ二人の子どもが出会い同じ心で世話をする。同じ思いで集まった動物たちも見守る。寒い厳しい冬を乗り越え春を迎え満開に咲くその桜の木を見に来た人々が口々に言う「すっかり諦めていたのに」桜を守るおじいさんが言う「この子たちが冬じゅう頑張ったので枯れずに済んだんだよ決して諦めてはならん」と桜の木は平和を象徴し集まってきた人々はあらゆる国の人々の願い。ワイルドスミスの絵の色彩は希望があふれる明るさがあります。
読了日:4月4日 著者:池田大作


最初の質問 (講談社の創作絵本)最初の質問 (講談社の創作絵本)感想
きっとね、心が疲れてどうしようもない日々や人工的なものの中だけで過ごしていると、この長田さんの言葉が痛いかもしれない… 今の私には穏やかに優しく温かい声で問いかけられたように感じる。♡* 答えに少し迷った質問は「問いと答えと、いまあなたにとって必要なのはどっちですか。」これは…課題カナ(*´ω`)ゝ いせさんの絵の色彩の変化のように、自然を見て触れて聴いて共にあることを感じる。自然の中にある自分を感じられたら命は生き生きと輝いてくるんだよね。
読了日:4月3日 著者:長田弘,いせひでこ


新・人間革命〈第1巻〉新・人間革命〈第1巻〉感想
「慈光」の章より、第二代会長である戸田先生が少年少女向けに発刊した「小国民日本」への思いを学んだ。偏狭なものの見方考え方に凝り固まらず広く世界に目を向け諸外国の優れた文化、産業、国民性を知ることの大切さを教えてくださっている。未来を担う少年までも兵士として使おうとする権力の支配に屈せず後に続く小さき者を力の限り守り育てようとの決意であったこと。国家神道を支柱とした精神主義の色濃い時代に「わからぬことをわからぬままに」信ずる愚かさを語っている。そして「疑問を正直にまっしぐらにつきつめ」科学する心を持てと。これは昭和16年日本が米英に宣戦布告する二カ月ほど前のことであるということ。平和、人権尊重、生命尊厳、三代会長を貫く大生命哲理を基にした思想行動であったことに尽きる。それは人類の幸福であり世界平和へと願う日蓮仏法です。少しづつですが戦争へと起こる人間の心理、社会などを学ぶ中でこの時代にこのように行動できることの難しさがどういうものであるかを痛感します。哲学(宗教)なき生き方は多少の縁で揺れ動くものです。正しく教えてくれる師を持つことが大切なことはゲーテも語っていました。師は世界の優れたものから学べと。
読了日:4月2日 著者:池田大作

読書メーター


 読友さんの紹介で「ガブリエル・バンサン」の絵本を4冊(4/11冊)。ほぼ文章はなくデッサンのみで表現されている特殊な絵本でした。総じて感じたことは、言葉がなくても振る舞いや表情で伝わる部分は相手の心にダイレクトに伝わるんだなぁと改めて実感したものです。また、どう感じるかは私(こちら側)によって違うのだということ。そう思うと「私の心はこんなんだ…」と気づくものでした。

 「言葉」を使う表現は、志村ふくみさんの「一色一生」を読んだときの感動は忘れません。自分の感性という部分を言葉にする筆者の文章力に学ぶことも多かったです。美しく押し付け感もなく、淡々と語るなかに秘めた強さも感じました。学ぼうとする心を常に持ち努力。日々の積み重ねがあってこそのもの。
裏表紙に書かれてある本の紹介を書きとめておきます。大切な一書との出合いに感謝。
 
 染織家志村ふくみは、数十年、さまざまな植物の花、実、葉、幹、根を染めてきた。それらの植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が、色をとおして映し出されているのではないか。それは、人と言葉と表現行為と、根本的に共通する。芸術と人生と自然の原点に佇んで思いめぐらす深い思索とわがいのちの焔を、詩的に細やかに語るエッセイ集。

 自然・あらゆる生命を愛し大切にする作家の書く文章は優しい。






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by sakura8sakura | 2016-05-01 12:06 | 読書メーター
  

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