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一九八四年

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

ジョージ・オーウェル/早川書房

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『動物農場』が土台となっているという『一九八四年』を読んでみた。

一言で感想でいえば、こんな世界に生きたくな~い!
監視システム、情報操作や言語統制
心底怖い、恐ろしいことが書かれている本でした。


気になる言葉がたくさん出てきました。
これがこの世界を意味するキーポイント!

テレスクリーン、これによって24時間言動を監視されている。表情から何を考えているとか心まで察知されるらしい。

ニュースピーク辞典、刷新を重ねるたびに語彙が少なくなっていく。

オセアニア、この国の政府省庁名
 真理省:報道、娯楽、教育及び芸術=嘘をつく
 平和省:戦争を管掌=戦争を遂行
 愛情省:法と秩序の維持=党の脅威になりそうな人物を片っ端から拷問し殺していく
 潤沢省:経済問題を担当=現実生活している党員はとてつもないくらい貧困である

党のスローガン
 戦争は平和なり
 自由は隷従なり
 無知は力なり

普通に考えたら、矛盾していることを言っているとわかるのだけど
ここでは、二重思考によりすべては正しいとすることが習慣化され自分で考えることをしなくなる。

5
麗しいことなんだよ、単語を破壊するというのは。いうまでもなく最大の無駄が見られるのは動詞と形容詞だが、名詞にも末梢すべきものが何百かはあるね。無駄なのは同義語ばかりじゃない。反義語だって無駄だ。つまるところ、ある単語の反対の意味をもつだけの単語にどんな存在意義があるというんだ。一つの単語にはそれ自体に反対概念が含まれているのさ。いい例が〈良い〉だ。〈良い〉という単語がありさえすれば、〈悪い〉という単語の必要がどこにある?〈非良い〉で十分間に合う―― いや、かえってこの方がましだ。〈悪い〉がいささか曖昧なのに比べて、まさしく正反対の意味になるのだからね。或いはまた〈良い〉の意味を強めたい場合を考えてみても、〈素晴らしい〉とか〈申し分ない〉といった語をはじめとして山ほどある曖昧で役立たずの単語など存在するだけ無駄だろう。そうした意味は〈超良い〉で表現できるし、もっと強調したいなら〈倍超良い〉を使えばいいわけだからね。(中略)ニュースピークの最終版では、これ以外の語はなくなるだろう。最後には善し悪しの全概念は六つの語―― 実のところ、一つの語―― 表現されることになる。

ニュースピークの目的は挙げて思考の範囲を狭めることにあるんだ。最終的には〈思考犯罪〉が文字通り不可能になるはずだ。何しろ思考を表現する言葉がなくなるわけだから。(中略)今だってもちろん〈思考犯罪〉をおかす理由も口実もありはしない。それは単に自己鍛錬、〈現実コントロール〉の問題だからね。しかし、最終的には、そうしたものも必要なくなるだろう。言語が完璧になったときこそ〈革命〉の完成。

思考風土全体が変わるのだよ。実際、われわれが今日理解しているような思考は存在しなくなる。正統は思考することを意味するわけではない。その意味するところは思考する必要がないこと。正統とは意識のないことなのだ。

この状況が革命の完成=党の目指すところ
思考する人間がいなくなるということなのです。

歴史とか過去の事実などは主人公であるウィンストンが務める心理省によって跡形もなく書き換えてしまうのだから…

恐ろしいのはこれだけではない、このことをウィンストンに語った、調査局で働く歴史言語学者でニュースピークの研究者のサイムは「人間」となり歴史からいなくなったこと。



7
「希望があるとするなら」―― 「それはプロールたちのなかにある」
オセアニアの人口の85パーセントを占める、あのうようよと溢れかえるほどの無視された大衆のなかにのみ、党を打倒するだけの力が生み出され得るからだ。

はっきりと意識を持つようになるまで、かれらは決して反逆しない。そしてまた、反逆してはじめて、彼らは意識を持つようになる。


第3章の場面を読むと、こりゃ無理だわ…
人間だもの…
党中枢員や党員では超えることは難しい

希望はプロールの目覚めなのですね。

心に突き刺さるように残る言葉がたくさんあり
感想を書きとめようとしてたんだけど
いつものことながら(汗)
たくさんありすぎ!

ということで
私のつたない感想よりも、一読をお勧めします(*Ü*)ノ"

読書メータでナイスをくださった方が感想に貼ってあったこれ
うーん…唸る 絶句。





✿✿✿


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by sakura8sakura | 2016-09-01 07:37 | 読書
ジョージ・オーウェル
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動物農場に収録されている『象を射つ』
14ページの本当に短い作品
その中に描かれている人間の心理

ビルマの町に警察官として勤めていたオーウェル。
当時のビルマにおいて、その立場上というものもあっただろうが… (詳しくは読んでくださいませ^^)

帝国主義というものの本質―― 専制政治というものを動かす真の動機―― を、ちらとではあったが、これまで以上にはっきりとわたしに見せつけてくれたのだった。
注)専制政治とは、支配者が独断で自分の思うままに物事を決める政治のことを言います。そして、支配者層と被支配者層とに身分的に区別された社会で、統治者と被統治者が完全に分離しています。


ある朝、市場で象が暴れているという事件が起きた。一人のインド人の苦力(クーリー)が象に地面に押しつけられ死んでいた。護身用のライフル銃とを携え歩いていると、地区のほとんどすべての住民がついてくる。現場に到着した時には、もう、象は大人しくしていた。オーウェルは、象を射つ気など毛頭なく絶対に射殺するべきではないと確信していたのだが、結局は射殺することになるのです。


この黄色い顔の連中の意志によって、あちらこちらに振りまわされている、間の抜けたあやつり人形にすぎないのだ。わたしは、このとき、白人が圧制者となるとき、彼が破壊するのは、自分自身の自由なのだ。ということに気がついた。つまり、彼は、一種の間の抜けた、見せかけだけのでくの坊、いいかえれば、白人旦那(サーヒブ)という、あのおきまりの人形になりさがるのだ。というのは、彼が一生かかって、「土民ども」を威服させることが白人支配の条件である以上、まさかのときには、いつでも、その「土民ども」が自分に期待することを、してやらないわけにはいかないからである。たとえ大きすぎて顔に合わない仮面でも、かぶっているうちに、やがて顔のほうが大きくなって、それにぴったりと合うようになるのだ。

オーウェルの後をぞろぞろとついてくる群衆の期待(象を射殺するのが見れる、象の肉が手に入る、奴に能力があるのか見ものだ)彼が振り返ってみた民衆の顔にそれを感じ、その意志にに突き動かされるというものである。

この間のオーウェルの心の動きがありありと描写されている。(ぜひぜひ、読んで体験してみてくださいませ!)


後日、象を射殺したことについて是非の論議があったが、一人の苦力が殺されたことが射殺という処置は法的に正しいことになったのです。

あとになると、例の苦力が殺されたことが無性にうれしかった、というのは、彼が殺されたということになれば、わたしのとった処置は法的に正しいことになり、射殺に踏み切った充分な理由になるからである。わたしは、おろかな奴と見られたくないばかりに象を射殺した、自分のほんとうの気持ちを、はたしてだれかわかったものがいたかしら、とよくくびをかしげたものだった。


この群衆の意志が支配するものを動かす、ここに希望を見出したのだはないかと思います。





動物農場に収録されている『絞首刑』
たった10ページです。そう思えないくらいの作品です。
奇妙なことだが、その瞬間まで、わたしは、健康でちゃんと意識をもったひとりの人間を殺すというのは、どんなことなのか、一度も考えたことがなかったのだった。ところが、いま、この死刑囚が、水たまりをさけるためにわきへのいたのを見た瞬間、まさに絶頂の生命を、突然、断ち切ってしまわなければならない不可解さと、そのいうにいわれぬ邪悪さとに、はっと気がついたのだ。この男は、別に死にかけているわけでもなんでもない。われわれと全く同じように生きてピンピンしているのだ。彼のからだのすべての器官は、ちゃんと動いている。―― 腸は食物を消化し、皮膚は新陳代謝を繰り返し、爪はのび、組織は形成され続ける。というふうに――すべてが、こっけいなほど厳粛に、そのいとなみ続けているのだ。彼の爪は、彼が絞首台の踏み板の上に立ったときも、十分の一秒だけ命を保ちながら空中を落下していく、その瞬間にも、相変わらず伸び続けるであろう。彼の目は、黄色いじゃりと灰色の塀をみつめ、彼の脳は、依然として、記憶し、予想し、思考し―― 水たまりのことさえ推測しているのだ。彼とわれわれとは、いっしょに歩きながら、同じ世界を見、聞き、感じ、理解している仲間なのだ。ところが、二分後には、突然、ガタンという音とともに、この仲間のひとりが消え去ってしまう―― 心がひとつ減り、世界がひとつ消滅するのだ。

この前後は、見る情景を、ある事実を淡々と書いている。
これだけ生命のことが感じていながら、処刑後の会話や態度がこうもあれるのか?(読んでください)人間の精神の不可思議もまた事実であるのだと。

ふと、アイヒマンのことを思い出しました。彼にはこのような感受性や思考力がなかったのか、または、自己防衛的に麻痺して過ごすしかなかったのか。いずれにしても、感受性や思考力を失うことは「人間」として生きるすべを少なからずも失くしたということだろうと思います。



動物農場に収録されている『貧しいものの最期』
1929年、パリーの第十五区にあるX病院に入院した数週間の実際の体験を描いています。



動物農場に収録されている『24金の率直―オーウェル瞥見―開高健』
この本を読んで私が感じたことを代弁してくれているようでした。

ゾウが弾丸をうけたときの一瞬、その巨大な体に走った変貌とふるえの描写は具体的に徹して抽象を確保することができた。”内なるもの”の鬱蒼とした密語にまよいこむとなくある時代の西欧とアジア関係、自然そのもの、それをこれくらい鮮烈、透明に描きだした作品はとっさにほかに例を思いつくことができないと思われるほどである。と、開高健さんは絶賛している。

『24金の率直―オーウェル瞥見―開高健』を読みながら、ともに考えてみる時間をもつといいと思います。



人間による人間の支配の不合理と不法に辟易としていたオーウェル。
あの時代、ここまでの感受性の高さと想像力をもって見て過ごした日々は、とてつもない苦悩苦痛であったことは間違いないと思います。
オーウェルが自身で体験し感じたもの(怒り)をぶち込んだ作品であるから、こちら強く伝わってくる。
それは、警鐘である。自らが体験して感じることが最善であるが、それに気づいた人の声を聞けること。これは読書をする一番の意味があると感じました。


自分が見た事実を感じた心をありのままに描く。
オーウェルの人々(自分自身も)の心理などを鋭く見極める観察眼と、まるで自分がその場にたって見ているように感じられる巧みな文筆。
どちらの立場で読むかでも感じ方が違うと思います。オーウェルが見て感じた伝えたいこと、とにかく一度、読んで感じてみてください。
本体価格476円 とても安い!と思いますよ。

『動物農場』本との出あいという意味で、私の心に深く刻まれた本でありました。

オーウェルの他の作品も読んでみたくなると思います。

『一九八四年』積本中 です!! d(-ω・。)ネッ!

***


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by sakura8sakura | 2016-07-19 10:30 | 読書
動物農場 ジョージ・オーウェル

動物農場 (角川文庫)

ジョージ・オーウェル,George Orwell/角川書店

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動物たち主権の『動物農場』を獲得し運営していくさまを描いています。

一言で感想を言えば、オーウェルの ―おとぎ話― 恐るべし!

永遠普遍的に続く権力者の堕落と腐敗を動物に演じさせ物語っています。

ジョーンズの『荘園農場』で、家畜たちが革命の預言者メージャー爺さんの話を聞きに集まってきます。
「ひとりで自分の小屋に横たわっていて、長い間いろいろ考えてみたこともあります。したがいまして、今生きておりますいかなる動物よりも、この地球上の生きものの本性がわかっている、と確信しております」
と話し始めます。

「同志(動物たち)のみなさん」、と語りかけます。
「われわれのこの世における生活の現実はどうでありましょうか?」「これを直視してみましょう」
人間の代わりの労働者としてだけで生きていることは、本来の「生きる」という意味の状態ではない。
これは、単に自然の秩序の一部に過ぎないことなのか?今一度考えてみるがよい。
人間は、われわれ動物たちには労働をするに必要なだけのものしか与えない。
それに引き換え、人間たちは得た収穫を自分のためだけに取り込み独り占めしている。
「『人間』は生産せずに消費する唯一の動物である」

革命を起こして動物たちの権利を取り戻そう!
「人間と闘うに当たって、心に銘記するべきは、人間のまねをするようになるな」、ということである。
「人間を征服した後も、彼らの悪習に染まってはならない。」そんな『人間』のようにはなるな!と、痛烈に批判します。

これは、オーウェルが、当時の社会を見て(もちろん人間の)の批判であると思います。
闘いにあたって… 武力による闘いであってはならないということ。
生活レベルの格差や権力者が世の中を牛耳っており、権力者(一部の上流階級)だけが得をするようになるな!と。


動物たちがメージャー爺さんの言葉どおりを実践します。
革命は大成功し動物主権の『動物農場』の誕生です。

がしかし、悲しいかなその後に描かれている様子は
メージャー爺さんが、なるな!といったことを辿るようになるのです。

主導者・権力をもったナポレオン(ここでは豚さんなんですが)は、自分の都合のいいように戒律の文言を少しづつ変えていきます。
そのことについては、側近のスクィーラー(豚さん)がこれまた上手い口車でごまかしていきます。

その他の動物たちは、???と思うことがあっても、自分の勘違いカナとか、そう言われてみればそうだったなとか…
いわば、私たちが一緒に闘い革命を起こして手に入れた「動物農場」である。そんなはずはない…
現権力者のナポレオンに不信を抱いていても「前権力者ジョーンズ(人間)に戻ってもらいたいと願っているのか?」と悪賢い宣伝係のスクィーラーにいわれると、「それだけは嫌だ」との強い思いがありそのまま認めることになっていく…


いやいや、そういうことではないでしょ!と突っ込みを入れたくなりました。


『権力の魔性』に食い破られた豚さんであり、盲目的に信じ事実を確認することをしなかった多くの動物たち。

しだいに好き勝手なことを言い始める豚族…
いつのまにか、特権をもった豚族だけが主体となる『動物農場』になっていきます。

特権階級になった豚族
そのほかの動物は下層階級になった。

動物たちの命の時間は様々です。
何年か過ぎていくと、革命以前を知らない動物たちもいます。
本当のこと、というものがどんどん薄れてきます。

あれよあれよという間に… 本当にあっという間に次々と…
最後には、みんなが絶対に嫌だと思っていた人間と同じ輩が支配する『荘園農場』になったのです。



オーウェルは、この他の動物たちの考えや行動にも、人間でいう性格的なものを演じさせています。
そのとらえ方は、非常に的確でオーウェルの観察眼は刀のように鋭い。

愚直に尽くし続けボロボロになっていくボクサー(雄馬)の姿と最期は悲しく、その最期の模様を動物たちに伝えるスクィーラーにだまされる動物たち。
ボクサーの口ぐせであった、「わしがもっと働けばいいのだ」と「同志ナポレオンはいつも正しい」という言葉を――これこそ、あらゆる動物が、自分自身のものとして、肝に銘じておくべき標語であると力説。

そのボクサーの生き方さえも自分の都合にいいように利用するナポレオンの演説に怒り心頭!

騙されないで!

だけど… そういうことも仕方ないのかな・・・とも。

真実を見極める目(冷静に事柄をみる目)がないとYES・NOが言えないのもわかります。
こう思うことは大丈夫なんだろうか?・・・と、自分に自信がなかったりね・・・ 流されてしまう。
以前の私がそうであったように。

でも、事実を知ることをあきらめない。それは、どういうことなのか一度、よく自分の頭で考えてみよう。自分の五感で感じてみよう。そして、おかしいと思うことには、NO!と言おう。
そういう自分を創っていくのも自分しだいなんですよね。


この本には、盲目であってはいけない騙されない賢明な民衆であれとの強力なメッセージが込められているように思います。
訳者の解説には、本書を書かれた時代のことやオーウェルがいかに民衆の立場あるいは、弱い者の立場にたって見ていたかということがよくわかりました。
また、「オーウェルは一般大衆のエネルギーに未来を託したのではないだろうか」との言葉は、国家主義ではなく民衆が皆のために良い国であるよう運営する。それは、それぞれが能動的に参加していくということでできると希望を残しているのだと思います。


150ページほどの、おとぎ話です。
一度は読んでみておいたほうがいいとお勧めします!


DVDも出ているようですね。知らなかった~
予告編をどうぞ!




池田大作全集76 現実の大地から”夢”を掘り出せ の中でこの『動物農場』が引用されています。

″権力の魔性を描いた『動物農場』"の小題で。
イギリス(スコットランド)のある哲学者の言葉に「無知は恐怖の母」とある。
知らないから恐れるし、惑う。英知の光で闇を払ってしまえば、何ものも恐れることはない。迷う心配もない。その「英知」のために、きょうも少々、語っておきたい。―― と始まります。

作者オーウェルが、この「おとぎ話」を書いた時(1943-44)当然、ソ連のスターリン主義への批判が込められていた。労働者の”解放”の美名の裏に、特権階級(官僚)と独裁者(スターリン)が生まれていることを、彼は見抜いていた。
しかし、同時に、この「おとぎ話」は、人間が”権力の魔性”を克服しないかぎり、どんな革命、改革運動も、堕落することを描いている。そこで、、ドイツの”救国”を掲げたヒトラーの偽善をも鋭く批判する結果になった。
”左”であれ”右”であれ、問題は「人間」だということを、鮮やかに示したのである。
では、その「人間」をどうするのか。特権意識を振り回す「権威的人間」を超えて、どう「民主的人間」を生み出すのか。ここに問題がある。ここに「人間自身」を革命しゆく仏法、信心の重大な意義がある。


なにも政治的なことばかりではないと思います。
自分の生き方として、日蓮仏法者としての振る舞いをしていける自分であろう。そう意識して言動できているかを自分に問うことを忘れずに。今日も一歩前進!と成長をめざして 先生から学んでいきます。

このときのスピーチのはじめを、抜き書きしておきます。

「御義口伝」には「此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力に依るなり、この経の広宣流布することは普賢菩薩の守護なるべきなり」(御書780p)

 普賢菩薩の「普」とは、”あまねし”とよむ。普遍性のある”不変の真理”(不変真如の理)を意味すると「御義口伝」には説かれている。
また、「賢」とは、”かしこし”と読む。「御義口伝」では”智慧の義”(隨縁真如の智)とされる。
「普」が普通にして変わらない仏法の真理を意味し、「賢」は、その真理にもとづいたうえで、たとえば、その国と社会、その時代、その状況によって、自在に発揮すべき智慧を意味すると拝される。
「菩薩」とは、民衆と社会の中に飛び込んで戦う”慈悲の行動者”とも言えよう。
 ともあれ、世界の広宣流布には、”英知の力”が不可欠である。普遍性のある哲理と、豊かな知恵の両方があって初めて、多種多様な民族、歴史、伝統をもつ世界の人々の心をとらえることができる。また、あたたかい慈愛、人間性あふれる行動があってこそ「菩薩」の働きとなる。
 人類普遍の聖典たる御書を根本とせず、変転する状況に追随する無節操は、「普=あまねし」の正反対である。文化、学問への偏見や、広布のための柔軟な知恵を嫌う硬直性は「賢=かしこし」の正反対である。無慈悲や人間蔑視、権威主義、弘法の行動なき安直さと傲慢は、「菩薩」の正反対である。
 万が一にも、そのような傾向性が出てくれば、世界広宣流布ができるはずがない。御本仏のお心を踏みにじってしまうことになろう。



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とっても小さな小さな雫 こんな風に澄んだ心でいたいな ♫







***


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by sakura8sakura | 2016-07-16 15:50 | 読書
  

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