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わたしの愛する孤独
老年とは 未知の世界の探訪 そう考えれば なんとか受け入れられる 挫折感は道づれ くよくよしてはいられない 笑うことは命綱 めがねを冷蔵庫で見つけるのも一興なら椅子から立つために 意思の力をふりしぼるのも 階段を昇るなら まず深呼吸して エヴェレスト登山の覚悟を決めるのも。 とはいえ とっておきの愉しみもある 微動だもせずに半時間 わたしはひっそりと 座りつづけていられる まるで植物になったみたいに 刻々と うつろう光を追いながら。 新しい地形 サートン

2017.1.11 読書メーターの読友さんの、こんなつぶやきを読んで

うわぁ~ 肩をトントンとたたかれ、ニッコリ微笑まれたような気がする~。

と、コメントを入れた私。

老年期の女性の生活する姿が目に浮かぶような文章と、そんな老年期をこんな風に感じ受けとめている文章に、「私の話しを聞いてみない?」と、肩をトントンとったたかれ、ニッコリ微笑む老女の(このときはどんな方なのかお顔も知りませんでしたので、あくまで私の脳内イメージです)優しそうな声が聞こえたような気がしたのです。

そのあと、図書館蔵書検索でメイ・サートンと入れ、いくつかある中から日記以外のものをと、これを選んだのです。 

わたしの愛する孤独

メイ サートン/立風書房

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装丁、なんかよくないですか?聡明な女性らしさを感じました (*˘︶˘*).:*♡
訳は、落合恵子さん… 久々に拝見したお名前にどんな女性の生きる姿が見られるかな?と楽しみに本を開きました。

図書館本なので帯は付いていないのだけど、切り取って内扉に貼ってくださっています。
いま、メイ・サートンの輝く言葉たちに耳を傾けたい……
びっくり!!!
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あー、読みたいと思わされる言葉たちが並ぶ目次・・・
本との出合って不思議ですよね♪
引き寄せるのか… 引き寄せられるのか… う~ん、やっぱり引き寄せるのかな♪
どんなヒントを与えてくれるのだろう。

朝の時間は特別な時間
自分がほんとうに感じていることに辿りつくために
エネルギーがあるのは朝の時間、潜在意識への扉が開かれている時間
さまざまなことで気持ちがかき乱されないうちの、それは神聖な時間だからと。

孤独、バランスを崩さないように、そして憂鬱にとりつかれないようにするのはなかなか難しいことです。
何もかもが激しさを増します。おわかりでしょう?孤独の素晴らしさのひとつに、それがあるのです。誰も、その激しさを壊すことはできません。
潜在意識が意識へと、どっと流れ込んでくる……。それが孤独の歓迎すべきところです。潜在意識と意識との間に境目はありません。

たとえそれが否定的に思えるものでも、感情を尊重してやることです。たとえば怒り。怒りだって注意深く見つめれば、多くのことを学べるはずです。それと向かい合えば、それによって成長できるのです。

こんな風に自分の内面を認識しながらそれを言葉で表現し創作しているのですね。

誰のために、書くのか

詩は、自分自身と、そしてたぶん神のために書くのです。

小説は、誰かと対話して書くものだと思います。(中略)自分で自分の疑問に答えを導く助けになります。(中略)感じるために書かれています。

日記は、自分がいったい、いまどこにいるかを知る方法ですが、もっと散漫で、緊張感が少ない表現方法です。

詩は、自分の内面を知るということ。
小説は、縁に触れることで閃きを感じる。
日記は、自分のしたことを見つめ判断する。
こんな風になるなかな?と考えてみました。
自分はどんなふうに生きているのか、客観的に見ることにも繋がるかな…


個人的な部分をより深く掘り下げていくと、人は、より普遍的になっていくような気がします。
充分に掘り下げること……、それが肝心。

人にものを教えてくれるのは、メタファーなのです。潜在意識から発するメタファーと、そして音楽。
この二つがともにやってきたとき、インスピレーションを得られるのです。
メタファーはとても神秘的なものです。自分でコントロールできるようなものではありません。それは潜在意識からやってくるもの、もしかしたら神が与えるもの、と言えるかもしれません。
いま、声にして読むにふさわしい詩を思いつきました。『メドゥーサとしての詩神』です。
これは出会い重ねて、自分自身の内なる秘密と、ぞっとするような自我を見いだすという詩です。


こうして紡ぎだされた、詩
それは、サートンさん自身なのだろう
様々な面が表れている

その中で、『六十歳の深奥』という詩がある
けっこう長い詩で、全文を書くのも気が引けるので少しだけ

わたしは闘ってきた 自分自身のために
はじめての冬 樹々のうめき声を聞いた
その激しい嘆きは 吹きすさぶ風のなか
まるで拷問にあっているかのようだった
わたしも ここで うめき
荒々しい冬の涙を流した
孤独は 高揚をもたらすだけでなく
魂を息づかせ 創造をうながす内なる宇宙
孤独は 神経をむきだしにさせ
雲をも呼び覚ます
過去が 静けさのなかに眠ることなく 流れていく

湧きあがる激しい感情が自分を責める
苦しみもがき そして 新たな創造へと向かう
心の葛藤
強いひとだなぁ
その強さはどこから来るのだろう…

わたしをとり巻く自然と同じくらいに……
強く 持続的で 豊饒な 世界を創造するため
牧草地に雑草を取りながら
わたしは 自らの内なる雑草を摘み取ることを覚えた
わたしは学んだ
待つことを
変わるためには 絶えず創りつづけなければならないことを
(内面においても 外とのかかわりあいにおいても)
辛抱強くわたしは学んだ
自分を信じることを

正直… また来たかぁ!と思った(笑)

闘う相手は自分自身なんですよね
そして、自分を創るのも

そしていま 収穫のとき
夏の豊かさがすべてが
この こじんまりした世界へと集まる
わたしは かつてないほどの豊かさのなかで
より広々とした大気を深く呼吸する

死を迎える準備は まだできてはいない
しかし 生に身を任せてきたように
死に身を任せるすべを わたしは学びつつある
わたしは歩む
新たなる自由と 生を超える感覚の誕生に向かって
そして 甘美な光のなかで
わたしは 旅立つことを学びつつある

『メドゥーサとしての詩神』
あなたをこちらに向かせてみた!振り返った顔はわたしだった
『机の前のとらわれ人』
ただひとつ 侵すことのできない輝きを放つ魂が ここ にはある。
机の前のとらわれ人?いいえ ここは感情の宇宙


『六十歳の深奥』をはじめ、孤独の中で自分自身を見つめ
自分が感じたことを的確なメタファーを見つけ出し
物語りを紡ぎだしているサートンさんの詩から
わたしが感じたことは

自分自身が感じたことを信じる。
自分自身の内面を冷静に知ることも必要。
そうして、変化に気づく深い感受性、それが人を成長させてくれるのだと。

自分を信じることができれば、他者を信じ認めることができる。
十界の生命は自身の中に(誰の中にも)あるのだと
詩人て、凄いね!本質を見抜くんですね‼



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裏表紙 メイ・サートンさんのお写真
脳内イメージとあまり違ってなかった~♪*゚





✿✿✿
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by sakura8sakura | 2017-01-29 23:29 | 読書
  

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